手術でとったものは、あまり良いものではなかったそうで、
今後も10年間(えっ?!)は通院が必要だとか。
「あまり」とつけたのには理由があって100%悪いヤツとは
限らないそうで、まぁ不幸中の幸いという感じです。

家族を集めた上で発表がありました。
今後10年の生存率がどうこう、とか
もし、具合が悪くなったら次の手術がどう、とか
聞き慣れない+怖い感じのフレーズが飛び交います。

なんなんそれ。。
私、そんなアカン感じの病気になってたの??
と急に血の気がひいていきます。

となると…私が加入していた保険での給付額が
大きく変わってくるのでは…。
個室をとることにより、個室代金が発生するので、
相部屋にして「靴とかコートとか」をタナボタ的に手に入れるか、
個室をとって「快適な入院ライフ」を体験するか、
入院が決まった時点から割と真剣に悩んでいました。

入院経験者、手術経験者によると
「わりとまとまった額がもらえるよ」
「私、浮いたお金で旅行行って気分転換したわー」
「ゆかこは何買うの??」
など、なんだか「おぉ…悪いことばかりでもないのだな」
と思わせられるような楽しい感じの言葉をたくさん聞きました。

結果的に個室を選ばざるを得ない状況だったので、
「靴とかコートとか」を諦めたのですが、
これはまた状況が変わってきそうな話になっている。

で、その割とシリアスな雰囲気の発表の場で先生が
「ご質問などございますか?」
と聞かれたので
「今回の場合ですと、どの保険が適用になるんでしょうか!?」
食い気味に質問すると
「え~と、それは保険会社に問い合わせて頂いてですね…」
と、ごもっともな答えが返ってきました。
質問の内容と質問先を間違えたことにより、ちょっと照れたので
「いやね、ちょっと欲しいものの都合があったり、食べたいものの内容が…」
とボソボソ言うておきました。

すると背後からグスッグスッ…と鼻をすする音が。
え??と思って振り返ると泰人さんの目に光るものが。

先生も私の実家の家族も「えっ?!」という表情。
聞いてみると「安心してん…。」とのこと。

それは、私が健康な時の話題の割合が
主に「お金がらみ」である
と以前から泰人さんに指摘されていたことも関係があります。

入院前~手術直後ぐらいまでは
「ほんま…健康第一やで…病院行きなはれや…」
と力なくつぶやいてみたり、
「もう、服とかオシャレとかそういうことやないですよ…しんどい…」
と浮浪者レベルの髪を病人編みをして、
(片方によせたみつ編みをすると病人ぽく見えるので勝手に命名)
「病院食もそんなに悪くないですよ…」
とえらく勢いがなく、普段とまったく違う私をみていたので、
「お金の話をしだした!!これは完全に元に戻りつつある!!」
と思ったようです。

両親は「あんな時に保険の話するなんて先生ビックリしてはったやないの!!」
と言っていましたが、泰人さんを安心させてあげることもでき、
それはそれで良かったのではないでしょうか。



さて、いよいよ退院の日の朝です。
早く起きて私物の片付けをします。

1204朝ごはん 

またしても大きなパン。
ちょっとだけチョコレートの味。
私的には朝スープがついてくるのが嬉しかったですね。
フルーツとかもあればなお優雅な気持ちになれたでしょうけど、
そこは父のお見舞いジュースで代用しました。

これで、しばらく病院食ともオサラバです!!
ところで、「祝い膳」というものの存在をご存じでしょうか。
赤ちゃんを産んだお母さんに出される食べ物のようなのですが、
「祝い膳」は退院する人にも出ると勝手に思っていて、
「私…祝い膳頂いてないんですけど」
と思わず言いかけてしまいました。
本当に言わなくて良かった…。
またしてもナースの酒の肴になるところでした。

とは言え、退院は私にとっては大層めでたいイベントなので
浮かれた感じで入院と手術のお会計を済まし、

看護師さんたち「退院、おめでとうございますー!!」(花束贈呈)
お医者さん「これでもう大丈夫。お大事にね♪」
私「ありがと、ありがと!!」

という病院ドラマ的なやりとりをしようと思っていたのですが、
一向に誰も病室に来る気配がないので、
あぁ、これは正面玄関でお見送りがあるんだな。と思い、
ナースステーションに行って「あの~退院するんですけど~」
と言うと「???お会計済ませられました??」
と怪訝な顔で返されたので領収書と書類を見せると
「あ、じゃあどうぞお帰りください」

…あれ???ソレだけ…(笑)

退院の前日にわざわざ病室に来てくれた人は
たまたま私と仲良くなったからご挨拶に来てくれただけだったようです。

1204セルフィー 
↑久しぶりに普通の服を着たら
傷口がベルト部分と重なって痛いのでテンション低め。

色々と勝手に想像していたことと実際の入院ライフは
違うことが沢山あるということも分かり、何より、
健康診断の大切さ、定期的な通院、診断の重要さを痛感する
有意義な経験となりました。

あとは、ちゃんと手術給付金が振り込まれるかどうかを
確認するのみです(小声)


ご心配をおかけしましたが、この通り、物欲も食欲も戻ってきて、
以前に増してパワフルに頑張ろうという気持ちでいっぱいです。

ちなみに、入院当日の体重よりも退院の日の体重の方が多いという…。
体重計壊れてたんちゃうかな??

(おしまい)




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2014.12.22 / Top↑
長かったようで短かった入院生活もいよいよ
クライマックス(退院)へ差し掛かってまいりました。

退院予定日の前日の朝はまたしても
巨大なロールパンからスタートです。
この日はポテトサラダがついていたので一つはポテサラサンドにして、
ひとつはジャムサンドにして食べました。

1203朝ご飯 

一見手を変え品を変え、のパン朝食ですが
形が違うだけでパンの味はほぼ同じなので、さすがに飽きてきます。

「チーズオムレツとかホットドッグが食べたい」 
と思ってみたり、
「たまには和朝食が食べたい」
とだんだんワガママな食への執着心が出てきます。

まぁ、あと少しの辛抱です。がんばれ、わたし。
いや、我ながらなかなか今回ばかりは頑張った。

通常食に戻ってからは毎回楽しみだったランチは今日で最後。

1203昼ごはん

八宝菜に中華マリネ、スープにご飯、フルーツポンチ
とこの日もなかなか豪華!!

うずらの玉子ってこんなに美味しかったかしら…。
とtwitterでつぶやきました。

今までは気にも留めていなかった食材の美味しさ、
脇役視していた食材の存在感に気付くようになった今回の入院でした。

1203夜ごはん 

一日後ろにずれていたら夜ごはんポトフの日に当たっていたのに。
そしてその次の日はオムレツだったのに!!

また朝ご飯みたいな夜ご飯で軽くガッカリしていたところに…
何の予告もなく妹がテンション高く登場。

ハッ!!!今日で「アレ」を出来る日は最後かもしれない…!!
と思って慌てて妹に「ちょっともう一回ノックして入ってきて!!」
と言います。

関西ローカルだとは思うのですが
入院が決まった時から私が密かにやりたかった「アレ」とはコレです。




コレをやりたいがために普段は決してかぶらないニット帽を買いました。

ちなみにニット帽をかぶらない理由

丸い顔がより丸く見えるから

ホントに病気 

さすが妹、「ちょっと待って~」の一言だけで
「ホントに病気~?!」を返してくれるナイスレスポンス。

この日は「退院前祝いしよー!!」とお寿司を持ってきてくれました。
仕事帰りにお見舞いに来てくれた泰人さんと3人でFNS歌謡祭を観ながら
小声カラオケ大会in病室。

途中で看護師さんが採血と血圧測定のため入ってきて照れました。



あまりの盛り上がりっぷりに
「あっ、後にしましょうかね…(苦笑)」
と言ってくれるほどでした。

こんな風にして面会時間ぎりぎりまで最後の夜を3人で楽しみました。
「カラオケに行きたいけど腹筋が使えないかも。。」
と心配そうに言う私に
「ぼちぼちにしましょう!!まずは明日退院してからですよ!!」
となだめてくれる2人。

振り返ってみると毎日家族や友達の誰かは必ずお見舞いに来てくれて、
「あぁ…今日は誰も来てくれなかった…」
と思う日が一日もありませんでした。

だからこうやって「ニット帽を仕込まないと…」とか
面白く入院生活をそれなりにエンジョイしている様子を
みんなに見せてあげたいと思いました。
(誰もそんなん頼んでないけど。笑)

病院というところは、見ようによっては、
とてつもなくしんどい空気が流れていて、
なんともやるせない気分になることもあるのですが、
それでも優しい看護師さんや、頼もしいお医者さん、
面白い掃除のおばちゃんや、可愛い衣装の研修中の学生ナースちゃんたち、
時には同じ病棟の患者さん、
色々な方によって勇気づけられるところでした。

そして、「私明日お休みなんでご挨拶に…」
とわざわざ来てくれた看護師さんや掃除のおばちゃん、お茶のおばちゃん…
10日ほどの入院でしたが、
「Nさんの部屋に来るのが楽しみだった」
(面白いものや可愛いものが色々あるから、だそうです)
とまで言ってくれた人がいたことに、
心から感謝したいと思いつつ、最後の夜を過ごしました。




(次回、最終回)




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2014.12.19 / Top↑
 ナースステーションの前に掲示板があって、
色々な情報が掲示してあります。

その中には「移動図書館のお知らせ」や「心理カウンセリングのお知らせ」
など入院患者にとって有益な情報が満載なのですが、
私が毎回前を通るたびにニヤニヤしながらチェックするのが
「今週の献立表(通常食)」

10409344_766379643437492_7104914606593948177_n.jpg

通常食になったのは11/30からだったので、
ちょうどこの週からこの献立表が適用されるワケです。

この献立表は2週間分が先に決まっているようで、
下をめくると来週の分が見えるので入院した時点から
この週の献立表をめくって見ていました。

スマホで写真まで撮る私をナースステーションの看護師さんたちは
どういう目で見ていたか…気付かないフリをしました。

さて、献立表の中で「この日…激アツやん
割と早い段階から泰人さんにしつこく見せていた日がついにやってきました。

1201朝ごはん

朝ご飯はツイストパン(巨大)×2、
キウイ、野菜コンソメスープ。
父が持ってきてくれた白桃ジュースと妹が持ってきてくれたジャム。

この給食のパンみたいなパンとの付き合いも残りわずか…
と思うとちょっぴり寂しくなったり。

そして、待ちに待っていたランチの時間がやってきました!!

1201昼ごはん

今でこそオムライスオムライス言うてる私ですが、
その前は「好きな食べ物は?」と聞かれると迷わずカレーライス!!
と答える私でした。

別にカレーライスが嫌いになって
オムライスに宗旨替えしたワケではなく、
マイブームがオムライスに移っただけです。

給食系のカレーですが、それはそれで懐かしくて美味しい。
そして、サイドにはチーズサラダ(ドレッシング付き)。
デザートはソフトクリームヨーグルトなるもの。

入院してから一番テンションが上がる献立でした。
即LINEで泰人さんに写真を送って
「見て!!好きなものしかない!!!」
と興奮ぎみに実況中継をしました。
ベストオブ病院食に決定です。

1201夜ごはん

うーーん…
昼はあんなにテンションあがったのに、
やっぱり夜ごはんは朝ご飯みたいな内容です。

入院してみて分かったことは病院食で
最も期待すべきは昼!!!
ということです。

1202朝ごはん

そして、朝ご飯のパンは多い。。
でも、私が入院していた病院はまだ普通の量だそうで、
仲良しのMちゃんが入院していた病院は
「朝ご飯のパン、2枚~8枚まで選べますけど」
と聞かれてビックリしたそうです。
8枚てwww半斤以上じゃないですか!!
男子高校生でもなかなか8枚は食べられないのでは…。

1202昼ごはん

やっぱり昼が一番美味しい。
この日はダブルメインとも言える献立で、
肉じゃがと鯖の南蛮漬け、
白和えにお味噌汁とご飯。
病院食ランキング2位。ちなみに3位は初日のチキンカツ。

1202夜ごはん 

病院の食事は専属の栄養士さんが一生懸命考えてくれているワケですから、
体に良いように出来ているのでしょう。

つまり、「夜ごはんはほどほどにしなはれ」
ということですね。

普段の生活で(特に外食時)私が食べている夜ご飯の量からすると
「え、前菜ですよね?」
のレベルですが、今後はこのボリューム感を
薄くだけでも覚えておきたいと思います。

1202お見舞い

だんだん元気になってきてこのような服装で
病院内をウロウロするという遊びも思いつきました。

なかなか紛らわしかったようで、通りすぎる人たちが
「え??あれ??どっちだ??」みたいな顔をするのがおもしろくて
心の中でクスクス笑いました。

1202夜食

そして、退院の日が近付いてきたので
やってみたかった「病院で夜食」を初めて敢行しました。
実は、大してお腹がすいていたワケではないのですが、
どうしても「病室で夜食を食べる」という行為をやってみたかった。

別に夜食が禁止されているワケではないので、
コソコソしなくてもいいのですが
お湯を入れて廊下を歩く時にキョロキョロして
看護師さんに見られないか忍び足で移動して
急ぎで食べていると、寮生活時代にコッソリ部屋でお菓子を
食べた時の気持ちを思いだしました。

普通のバージョンもあったのですが、
「カップヌードルライト(食物繊維入り)」
というものにしたあたり、(ミニにはしなかったところが食い意地が張っている)
入院したことによる控えめな気持ちの表れ。

(あとちょっとだけつづく)




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