最後のディナーで強烈に美味しいポルチーニ茸を堪能でき、
楽しい気分で ホテルに戻ってきた私。
パッキングをしている最中に考えるのは日本に帰ってからの生活に
いかにすんなり戻っていくかということ。
イタリアにいる時と日本にいる時の自分のテンションが違いすぎるので
会社で死人のようにならないように、徐々に調整をかけていく必要があるのです。

楽しい気分で ホテルに戻ってきた私。
パッキングをしている最中に考えるのは日本に帰ってからの生活に
いかにすんなり戻っていくかということ。
イタリアにいる時と日本にいる時の自分のテンションが違いすぎるので
会社で死人のようにならないように、徐々に調整をかけていく必要があるのです。

今回ギリギリのサイズのスーツケースでやってきましたが、
やはり結局食材とお菓子、資料その他のお土産類を入れすぎて往路よりも
10kg増えていましたね。こんなサイズのくせにヘビーの札を貼られるのですから。
とはいえ、自分のパッキング能力はなかなかのものだと惚れ惚れ。
無駄なく詰め込めたので満足です。

泰人さんのお土産はバーバリーのTシャツとASPESIのTシャツに
アクアディパルマのシャンプーとリンス。
(コレは私もちゃっかり使うやつ)
ASPESIの方は「沈黙」と買いてあります。
物静かな人が着てこそですが、逆に私が着てもいいのかもしれませんね。逆に。
ふぅ〜。できたできた。
と思ったのですが、今寝たら完全にイタリア時間に合わせてしまうことになる。
そうすると日本の生活に戻った時に昼過ぎ〜夕方ぐらいに強烈な眠気と
3〜4日は戦う羽目になるのです。
そうだ。日本時間から逆算して完全に調整していこう。
時差は7時間日本の方が進んでいるので、日本時間でいう21時〜22時まで
絶対に寝なければ調整ができるはず。
この時点ではイタリアは0時頃だったので日本は朝7時。
フライトは翌日の13時だったので、飛行機に乗ってから3時間ぐらい
死ぬ気で起きてたらあとはコテっと寝れば調整完了なはず。
単純計算で言うとね。
決めた、私、寝ない!
というわけで、不眠チャレンジがスタートです。
自分でいうのもアレですが、歳のわりには元気な方だと思うので
そういうことができちゃう精神力を持ち合わせています。

買ったノートを並べてみたり、日本にラインを送ってみたり。
エビや蛇や鳥のモチーフにウットリ。
こういうデザイン、絶対に子供向けではないですからね。
大人文具、サイコー。

すでに半寝ですがベッドに横になったら負けや、と思って
スーツケースを広げるところのお尻が痛くなるところにあえて座っています。
今の私にフワフワは禁止です。
でも、よく考えてみたら、今日の1日を巻き戻してみて
普通に朝から起きて歩き回って、ご飯食べて買い物して、
ディナーして、と盛りだくさんな1日だったわけです。
結果的に私が「寝てもいい時間」まで何時間起きていることになるのでしょうか。
7時ぐらいに起きたので、翌日の13時までは私の不眠は30時間です。
コレは…学生の時に24時間耐久カラオケとかやったことがありますが
それに近いことを40女がたった一人で歌もなしにテンションを保たないといけない、
そういうワケなんですよね。

画像加工しても憂鬱感が漂っていますが結構気に入ったセルフィー。
あんまり顔が完全に写ってないからね。
何枚撮ったうちのお気に入りなのかは秘密です。
もはやセルフィースティックを出す気持ちすら起こらなかったようです。
あと、最終日に気づいたのですがこのホテルは朝食込みの値段だったようです。
一回もホテルでご飯食べなかった…と思ってとりあえず行ってみました。

特筆する美味しさではありませんが喉が乾いていたのでジュースは嬉しい。
美味しさはありませんが、とか言いながらも一通り食べてみたいものは
食べてみるところが私っぽいですね。
空港に着きたい時間から逆算してチェックアウトをしてバスに乗ります。
今回は空港を間違えない!
(Gさんに言われなければ帰る日を間違っていましたけどそれはセーフ)
そして免税。
以前、泰人さんのプラダのリュックを免税しようとして失敗した過去があるので
免税には敏感ですよ。しかし、今回買ったものは額もそんなに大きくないので
免税による恩恵は逃したリュック税の10分の1程度だと思われます。
まず税関でスタンプを貰うのですが、私の前に並んでいた中国人の女の子が
なかなかの厄介者でたくさん買い物した商品をいちいち見せるのが面倒だったのか、
嘘の申告をしたようなんですね。裏から偉いっぽい人出てくるし、
イタリア人のスタッフもイライラしてプンスカしだすし、
周りの人の空気も悪いし、なんやねん。と思った私。
で、もう一つの窓口の方では英語もイタリア語も不得意なアラブの奥様。
ドレスを大量購入されているのは圧巻で、それは見ていて楽しかったです。
わぁ〜〜〜〜〜そういう買い物!!と思ってキラキラした気持ちになりましたよ。
で、ようやく私の番。
さっきまで中国人の女の子の相手をしていた怖そうなオッサンです。
コレは和やかにコトを進めたい。と思った私はできるだけの笑顔で
「ボンジョルノーーーー」と言ってみました。
またアジア人か、的な顔でチラっと見られましたが
「私の書類はコレ1枚だけです」
とバーバリーのTシャツ分の免税書類を見せると
すくなっ、と思われたのか「免税の買い物、コレだけ?」と聞かれました。
「はい。コレは旦那さんのお誕生日プレゼントなんです」と言うと
なんちゅう可愛らしいコトを言うか!みたいなリアクションで
「そーかそーか!!」と急に笑顔です。
通常商品が未使用であることを見せる必要があるので
「袋から出しましょうか?」と手に持っていた紙袋を私が開けようとすると
「いやいや、いいよいいよ!だってプレゼント包装してあるんだろ?」とウィンク。
「わぁ〜親切にしてくれてありがとう!」と言って無事終了。
確実にこのおっさんの中では日本人の印象は良くなったハズです。
そういうの、大事やからね!
続いてグローバルブルーの列に並びます。

それにしても、中国、ロシア、中東勢の勢いは凄い。
この列に並んでいる中で確実に私が一番貧乏やな、と思いましたもん。
有名どころの高級ブランドを両手に持ちきれないほど買った人たちが並んでいます。
前に並んでたロシアの10代であろうと思われるエンジェルたちは
グループの中でもヒエラルキーがあるらしく、一人を除き、他の二人が交互に
並んでいるのです。どういう関係なん、あんたたち。と思わざるを得ない
大ボス感のある女子は一番美人で一番リッチな買い物をしていましたが、
荷物を足で蹴ったり、お行儀が悪いのでまぁなかなか印象は悪めでした。
こういうことが気になるのは私が大人になったのか、
オレンジの大箱を大量に持ってることが心底いいな〜と思っているのか、
どっちでしょうね?
多分どっちもです。
ゲートはオンタイムで開きましたが、飛行機に乗ってからなかなか動きません。
結局1時間も遅れて出発。
なんか、すでに嫌な予感ですよね。

機内食もラザニア。
もちろんリナシェンテで食べたラザニアの方が美味しいけど、コレはコレ。アレはアレ。
食べたら即寝です。あぁ…30時間耐えきりました。
さすがに30時間寝ていなかったので、エコノミーの席でも気にならないほど
まとまった深い睡眠を得ることができましたよ。コレはなかなかいい方法。
ただし、体力と精神力に自信がある人にだけお勧めします。
しかし、席運的にはなかなかワーストクラスでした。
3・4・3並びの3人席の通路側だったのですが、
隣の席になった中国人のおばちゃん(横も縦もかなり大きい)とその息子(推定5歳)
が私の機嫌を最悪にさせるほど行儀が悪い。
息子がうるさいのはまだ仕方がないにしても、
おばちゃんはクシャミを手で押さえて、その手を前の座席のシートで拭いた。。
えええええええ??と思ったので思いっきり凝視しちゃいましたけど
「は?なにか問題でも?」みたいな顔をされたので
いやいやいやいや、あかんやろ!!と言う顔を返しときました。
途中、数回おばちゃんの息子がトイレに行きたい〜〜〜と言い、
おばちゃんが私をまたぐことができないため、
その度に席を立つ必要があり、イラっとはしましたが通路側の宿命です。
そんな攻防戦が起きている間は繰り広げられます。
とにかく汚れた手で私を揺り起こすのはやめてほしいw
到着前の機内朝食では「オムレツか焼きそば」という選択肢で
絶対に焼きそばが食べたかったのですが、焼きそばは売り切れで
旅のテンションがますます下がっていきます。
次の関空行きのフライトとの乗り継ぎ時間に間に合わなさそうだったので
機内から降りるときにCAさんに「ねえ、私のやつ絶対間に合わないと思うねんけど」
と言うと「地上の係員がお待ちしておりますのでお声がけください」とのこと。
やれやれ。まぁこういうことがあるから1日は余分に帰着日を見ておくのが必要ですね。
機嫌悪めの戦闘モードで香港に降り立ったので早速係を探します。
おぉ。。。
なかなかふてぶてしいオバちゃんです。
多分怒ってる訳ではないのでしょうが、とにかく怒ってるように聞こえる。
ゆ「私の関空行きの新しいチケットちょうだい」
お「他の人もくるからちょっと待って」
ゆ「………」
(結構な待ち時間が流れました)
ゆ「…ねえ、他の人は?」
お「いないから、行くで、ほな、ついてきてくれるか」
(もちろんこんな関西弁ではありませんが、体感的にこう言ってそうなイメージ)
ゆ「!!!!!」
掲示を見ていると本来私が乗るはずだった便も少し遅延していたようで、
なんなら急いだら間に合ったんじゃないのか、と思わずにはいられません。
ゆ「通路側にして」
お「無理」
ゆ「じゃあ窓側にして」
お「あかん!機内で交渉してくれるか」
ゆ「………」
腹たつ!!なんか知らんけど、この人ものすごい腹たつ!!

後ろから突き飛ばしてやりたいぐらいの衝動には駆られましたが
そんなんしたら新しいチケットをもらえませんからね。
グッと堪えます。
予定の便より3時間後の便のチケットだったのでまだマシやと思うことにしました。
翌日とかだったら色々面倒ですからね。
まぁもしそうなったとしても、もちろんホテル準備してくれ!の交渉をしますが
余計な時間はかけたくないのが本音です。家に帰るまでが遠足!

転んでもタダでは起きないのが私です。
行きの香港で食べられなかった池記のワンタン麺を食べることに成功。
コレは飛行機の遅延がなければ食べられなかったので嬉しいハプニングと言えましょう。
ミシュラン獲得店ですが、私は美味しさ的には往路で食べた正斗の麺の方が
好きな気がしました。往路と復路での気分的な問題の違いですかね。
往路のテンションが120ぐらいだとしたら、復路は18ぐらいですから。
3時間もあるので空港内を再び散策します。
買う予定もない店をグルグルみて回るのはそれはそれで楽しい。
日本に向かう飛行機は結局真ん中の席で、窮屈感満載でしたが
隣の男性は日本人で細くて控えめな人だったので良かったです。

チキンカレー、普通に喫茶店で出てくる感じで美味しい!
グリーンピースそないに入れていらないよ、とは思いましたが満足度高い機内食です。
キャセイの機内食は全部美味しかったですので、
KLMよりは機内食の面ではいいかもしれませんよ。

遅延の時はだいたいスーツケースが出てきませんが、
今回はちゃんと出てきたのでホッとしました。
とりあえず、クールダウンのフラペチーノ。
この日は泰人さんはKさんたちとお出かけの日だったので家に帰ると
誰もいなくてとりあえず再び爆睡です。
それが、結局あの30時間不眠耐久レースをしたことを
無駄にするとは薄々わかっていましたが、仕方がありません。
だって、眠いんだもの。疲れたんだもの。
でも、疲れたとかしんどいとかは言ってはいけません。
なぜって、自分が好んで行ってるのですから。
そういうポリシーで生きてます。

そして、恒例のイタリアで学んできたことを活かす料理シリーズ。
コモのミシュランレストランで食べた
イカとトマトとカラスミのパスタが美味しかったので、イカは入れませんでしたが
トマトとカラスミのパスタを作ってみました。
あの、巨大ピンセットを使ってみたかったという理由もありますが。

どや。と出してみたら泰人さんは
「イタリアにいくたびに上手になってはる!!」
という評価をもらったので自己満足度も高く、イタリア旅行を終えることができました。
そして、全体を通して想定外のことが起こりすぎた今回の旅行でしたが、
また新たな目標や予定も出来上がってきたので、
次はいつ、どこに行こうかな〜と考えることをしばらくの間の
楽しい妄想にしたいと思います。
2019年5月イタリア
終わり

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2019.06.15 / Top↑
トラム(路面電車)はノーマルバージョンは山吹色ですが
珍しいバーガーキングのラッピングバージョンを見かけました。
ポルタティチネーゼで見かけた壁の落書きを彷彿とさせますが、
これはわざとのこういうデザインです。
さて、この日のディナーは楽しみにしていたポルタロマーナ駅から近いお店です。
ピザ神Mさんやその友人であるGさん、Gさんの友人であるFさん、
プラス未だ謎の存在「仕事の話しよう」というローマ在住のインド人Sさんと私で
ミーティングと称した集まりを企画していた「はず」なのですが
Mさんは出張が入ったとかで数週間前にキャンセル。
インド人Sさんからは数日前から「あんた、来れるんやろうね?」と
言っているのに未読スルー。
(後日ごめんなさいメールがあり、その時デリーにいたらしい)
当日の昼過ぎ頃にコモでお世話になったGさんから連絡があり、
「僕はミラノで政治のミーティングがあるのですが終わる時間が読めないので
駅集合でいいですか?車でお迎えに行けなくてごめんなさい」と。
常に女性に神対応。さぞモテることでしょう。
「いいよいいよ、そんなん!地下鉄で一本だし」と回答。
政治のミーティングって何なん?と思いましたが、
数週間後にイタリアでは選挙を控えていたので決起集会的なやつ?
とにかくキャンセルだけは避けたい事態だったので
(いや、一人ででも行くけど)種類を食べようと思ったら人数集めは必要。
最寄り駅の地下鉄駅を出たところで待っていてくれたので
知らないエリアでしたが安心です。
ミシュランビブグルマンの「TRIPPA」へ向かいます。
![62132193_2684989178243186_3366909392585752576_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123147db2.jpg)
Gさんがお店の人にオススメを聞いてくれて、
「今日絶対に食べるべきものは何よりもこれ」
と言われたというのがフレッシュポルチーニ茸のサラダ。
えっ、でもポルチーニ茸って秋が旬だったはず。と思って
「今ってポルチーニのシーズンでしたっけ?」と聞いてみると
「そう、僕もそれ変だと思ったから後で店の人にどこで手に入れたか聞くわ」
と、聞いてくれたのですがまさかの店の人の回答はこれ。
「知らんww知らんけど市場で売ってたから買ってきたらめちゃくちゃおいしいw」
いや、そこは市場で聞けよ。と思いましたがこれが
泣けるほど感動するおいしさでした。
今回のイタリア滞在の中で一番おいしかったものかもしれません。
シャキシャキした食感、強烈かつ品のいい森のような香り。
気になったので後から調べてみたら、ラッキー食材だったようです。
めったに市場には出回らないのですが、
イタリア北部では5~6月の春にもポルチーニは収穫されるそうです。
ただし、温度、湿度、雨の回数、など様々な条件が揃わないといけない。
6月頃になってくると虫が発生しやすくなってくるので、
市場に出まわり、売物になるようなポルチーニ、しかもフレッシュサラダで
食べられるようなものは(つまり今回食べたような真っ白で美しい状態)
とにかく貴重なものだそうです。
コモでもベラッジオでも天候に恵まれず、
ヴェネチアでは凍える思いをし、ボローニャでは霧雨の中ブラブラし、
なんだかなぁ。ベストシーズンのはずなのになぁ。と思っていたのですが
あの想定外の天候と寒さがあったことによって、今日のポルチーニに出会えたワケですよ。
コレを食べられたことですべてが帳消しになりました。
それぐらい、素晴らしい。
Gさんも「これは本当においしい!!すばらしい!!」と連発。
最初運ばれてきたときに「これ、味つけとかしてる?切っただけじゃないやろうね」と
不審そうな感じでお皿を見ていたGさんでしたが一口食べて即座に
「これは何も必要ない」と訂正。
イタリア人も絶賛するのですから間違いないです。
「今まで食べたことのあるポルチーニとはまったく違う」と私が言うと
店の人も「喜んでもらえてよかったよ!」と笑っていました。
今でも鮮烈なあのおいしさが忘れられません。
![61537296_2684989248243179_4750479711958728704_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/201906061231494f5.jpg)
こちらはローストビーフにツナソース。
大好きな義雄先生がよく言うのですが
「山のもんと海のもんをうまく合わせたらめちゃくちゃ美味しいんや」
というものの一例がコレなのではないかと思いますね。
クリーミーなツナソースは柔らかなローストビーフを包み込んでくれる懐の深さ。
写真を見ただけで肉がとろけるほど柔らかく、
解ける感触が幸福感を呼びさますということはお察しいただけるかと!
で、このソースがまた美味しくて「こんなん、絶対パンにつけて食べたい…」という私。
「もちろんですよ!僕もそうする」と言ってもらえて良かったです。
「え~!ゆかこさん、お行儀悪いですね!ドン引き!」
とか言う気取ったヤツじゃなくて本当によかった。
まぁ、そんなこと言う人とはそもそも食事に行きたくないですが。
Gさんが「こうやってパンにソースをつけて食べることをイタリア語では
面白い表現をするんですよ」と教えてくれました。
「スカルペッタ」と言うそうでスカルペは靴。
つまり「靴で床を摺る」という表現。
靴の国、食の国イタリア的な表現をするという
豆知識を得て、楽しい気分になりました。
![61997151_2684989394909831_5861042720084066304_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123152571.jpg)
こちらは馬肉とほうれん草とトロトロのチーズにニンニクとゴマ。
チーズはタレッジオとストラッキーノ。
私が馬術をしていたことを話していたので「馬肉頼んでも大丈夫?」と聞かれましたが
大丈夫です。それはそれ、これはこれです。
たとえロデオガールだったとしても、牛は食べると思います。
ほうれん草も日本のものより味がしっかりしているので
馬の淡白な味と野菜やチーズの強さのバランスがとてもいい!
もうね、この店大好きです。
絶対にまた来たい。と思わずにはいられません。
ちなみに、この店は来店の1ヶ月前から予約がスタートする仕組みなのですが、
一人だと割と直近でもOKな場合があるようです。カウンター席もあるからですね。
2人以上になると時間の希望も通そうとしたらけっこう真剣に予約しないとダメです。
今回はGさんが予約してくれていたのですが、私に任せてたらえらいことになってましたよ。
私、自分が帰る日を間違ってたんです。
Gさんが僕が予約しましょう。と言ってくれていたので
「私、土曜に帰るので金曜の夜に予約してください」と言うと
「え、きみのフライトは金曜の朝じゃなかった?」と…。
そうなん?と思って確認してみたら一日間違っていました。
危うくまたやらかすところでした。

店名にもなっているトリッパ。
トロトロに煮込まれていてうまみが凝縮されている一皿です。
けっこうな量と濃さがあるので、シェアしてもお腹いっぱいになるぐらいです。
そして、本当は揚げトリッパというものがこちらの人気メニューなのですが
それは予約するとき、あらかじめよけておいてもらわないといけないそうで。
知らなかったため、そのメニューにはありつけず。限定で3皿ぐらいしかないとか。
3皿!!すくなww
と思ってしまいますが、次回リピートする理由のうちのひとつになりましたね。
![61820136_2684989504909820_4570207822737833984_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123153d0d.jpg)
レモンが好きだという話をしたら、コレを飲んで帰らないと。
と一口お試しでいただいたリモンチェッロ。
色々お菓子とかにも使えそうですね。
けっこうお腹いっぱいだったのですが、
デザートは2種類気になるものがあったので2種類オーダー。
![61208803_2684989561576481_6153991233774551040_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/201906061231551c9.jpg)
リコッタチーズケーキ。
アプリコットのジャムが添えてあるのがまた心憎い。
チーズとフルーツのコンビネーションが特に大好きですね。
見た目よりもケーキは軽やかで食べやすい。
素材の良さを生かした上で、絶妙なセンスの配合。
![61657169_2684989664909804_7976442678915104768_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123449f02.jpg)
こちらは私がどうしても食べたい、と言ってオーダーしたものですが
Gさんは「ん~~~~ホンマにこれ??」
となぜかメニューを見て渋っていたのです。
なんでよ。ヨーグルトムースと蜂蜜、という単語を拾った私は
「こんなん好きなもんしか入ってない(はず)やん!」
と言いましたが、上に乗っているものは明らかに見たことがないものです。
英語でもなんて言うんだろ?と言いながら日本語にグーグル翻訳してくれたのが
「KAHUN...」
え??かふん?て花粉?と画面を見せてもらうと花粉でした。
花粉を初めて食べましたね。
初食材で経験値アップです。
まぁ、花粉はなくてもいいよね。という感じだったので
おとなしくティラミスとかにしとけばよかった。
でも中身のヨーグルトムースはおいしかった。
ホントに今回の旅ではGさんにめちゃくちゃお世話になったのですが
「また次来たら連絡するわ!」と言ってちゃっかり「また今度」を
予告して帰る私でした。現地の人の情報や機動力はやはり旅行を
おもしろくするために必要に違いありません。
これからもどんどん新しい友達を増やして、
いろんなイタリアを知っていきたいな…!!
そんな感じでものすごくワクワクした気持ちと満足度でスーツケースの
パッキングを部屋で始めた私。
最終回へつづく

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2019.06.11 / Top↑
毎回のことですが、最終日はなんともいえなく寂しい気持ちになります。
もうちょっと滞在できたら、と思いながら帰る羽目になるので
延々と定期的に戻ってくるんでしょうね。
そんなメランコリックな気分で地下鉄に乗ってドゥオモへ向かいます。
![61562774_2684987891576648_7046363327668158464_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123126720.jpg)
もうちょっと滞在できたら、と思いながら帰る羽目になるので
延々と定期的に戻ってくるんでしょうね。
そんなメランコリックな気分で地下鉄に乗ってドゥオモへ向かいます。
![61562774_2684987891576648_7046363327668158464_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123126720.jpg)
どこの国のシスターか不明なものの、とにかく元気いっぱい、テンション高めの集団。
ドゥオモ広場の前でジェラートを食べながら記念撮影をしていて
ミラノを満喫している感に溢れる様子が伝わってきて微笑ましい気分になりました。
シスターたちにとって、イタリア各地を巡ることは
私がイタリア各地を巡るのとはまったく別の意味を持つことは容易に想像できますが、
テンションの上がり具合でいうと同等レベルのものではないかと思います。
私がミラノでお土産を買ったりするのはだいたいリナシェンテ(デパート)
であることが多いです。フードコートのフロアには夢のような品揃えの
チョコレートやお菓子、パスタにオリーブオイルが最先端のセレクトで並んでいます。
デザイナーとコラボの限定品なども見つけることができます。
(DOLCE&GABBANAのパスタ詰め合わせセットとかね!)
無限に欲しくなる品揃えですよ。
私の中では食のセレクトショップEATALYと双璧の物欲刺激コーナーです。
とはいえ、今回はFICOでたっぷり買い物をしてきたので
リナシェンテで購入したのはサルディーニャ産の「カラスミ」を2つと蜂蜜。
カラスミのうちのひとつは、いつもお世話になっている義雄先生へのお土産です。
![62081078_2684988688243235_8593973291482349568_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123138c32.jpg)
日本で買うよりも何割かお買い得です。
バッグや靴を買う場合のお得感と同じぐらいでしょうか。
ものによりますが3割ぐらいは安い。
![61281247_2684988388243265_3396740191019335680_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123135fad.jpg)
今回お友達へのお土産に購入したのが「T'a Milano」のチョコレート。
オシャレで洗練されたパッケージがミラノっぽい!
日本ではカッシーナでバレンタインの時期だけに販売されたことがあるみたいですね。
後から調べるとスカラ座から200メートルぐらいの距離のところにレストランもあるそうで
朝の8時から夜の0時まで営業。次絶対いく!
(こうやってまた次の計画が始まるのです)
![61900473_2684988528243251_5430402240693141504_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123137d9a.jpg)
リナシェンテのチョコレートコーナーを見ているとどれが一押しなのか一目瞭然。
前回ブレラ絵画館へ行った帰りにお茶をした「FARAGE」の
美しきパッケージ群はむしろ直営店よりも品揃え豊富。
食品パッケージのデザインの斬新さや美しさなど、学ぶところがたくさんあります。
さらに、食のトレンドを知ることもできるので、
マーケティング視点で見てもEATALYとリナシェンテに
詣でることは欠かせないというワケです。
それと、私にとってスペシャルな場所がもうひとつこのフロアにあります。
それはドゥオモに面したカフェレストラン。
フロア内にはいくつかレストランがあるのですが、窓とテラスがあるのはドゥオモ側に
位置するレストランだけなのです。
この場所がなぜスペシャルかというとですね、
私が中学生のころ家庭教師として来てくれていた医大のお姉さんE先生が
「ゆうちゃん、ミラノに行ったらリナシェンテの最上階のカフェでランチをしたらいいよ」
と教えてくれていたのです。モデルなどもされていた美人で
スタイルもよくてオシャレでリッチな憧れのお姉さん。
(今から考えると苦手な数学ではなく、ファッションの話ばかりしていたような気がw)
当時の私はイタリアに行ったことがありませんでしたが、
E先生が言ってるんだからオシャレで素敵なところに違いない。
と、いつか絶対に行きたいと思い続けていました。
その後、母や友達と何度か訪れることになりましたが、ひとりで来たのは初めてで、
いろいろ考えるし、思いだすので感慨もひとしおでした。
出会ってきた人や話してきたことが、確実に今の自分を形成しているのですね。
![61682862_2684987964909974_2755016628969144320_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123128335.jpg)
外の席もいいですね。
ドゥオモに上らずとも贅沢な角度から見ることができます。
今日のランチは相当悩んだ結果、
ラザニア、マチェドニア、アイスカプチーノで決定。
そういえば振り返ってみると今回ピザを食べていないな、と思ったのですが
ピザの濃厚さとチーズのおいしさ、パスタのモチモチ感を併せ持っているメニュー、
それがラザニアなのではないかと考え、パスタとピザを悩んだときは
ラザニアを食べるのが最適だという結論に達しました。
私がラザニアをオーダーしたあと、右側の席にやってきた体が大きめのおばちゃんも
ラザニアをオーダーしていたので、通じるものを感じずにはいられません。
![61647294_2684988188243285_3972874809276104704_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123132010.jpg)
もう、完璧においしそうです!!!
香ばしい香りが漂い、幸せいっぱい。イタリア最高!!と思う瞬間のうちのひとつです。
とにかくこういう類の食べ物が大好きですね。
ウットリと眺めてから写真を撮って、ゆっくりとラザニアの層にナイフを入れる瞬間を
隣のおばちゃんもニヤニヤしながら見ていたことにもちろん気付いていました。
そう!彼女とはラザニア仲間なのです。
同じラザニアをオーダーしたもの同士、このおいしさを
これから心の中で共有することになるのです。
あぁ、おいしいなぁ。幸せだなぁ。とホクホクした気持ちでラザニアを
勢いよく食べ進めていく私。
![61835731_2684988968243207_2677935353419005952_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123144bfc.jpg)
こちらのマチェドニアはどちらかというとシロップ漬けではなく
フルーツサラダという感じでした。
旅行中のビタミン補給は絶対に必要です。疲れやすくなっていますからね!
![61824473_2684988031576634_6431386674453807104_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123129771.jpg)
さらに、ポーーーーっとしながら人間観察などをしつつアイスカプチーノを堪能。
カプチーノのおいしさはイタリアに行く楽しみのうちのひとつです。
日本では断然お茶党なのですが、イタリアではカプチーノ。
と、幸せたっぷりだった私ですが隣から明らかに機嫌の悪そうな声が聞こえてきました。
スタッフを呼びつけ「ちょっと!どうなってんの?私のラザニアは?」
ハッ・・・!!!ラザニア仲間であったはずのおばちゃんのテーブルを見てみると
何も来ていないではないですか!!
私のテーブルは祭りみたいになってるというのに。
スタッフのお兄さん「…ちょっと確認しますね」
おばちゃん「40分よ!ラザニアをオーダーしてから40分!!」
スタッフ「そうですね…」
おばちゃん「彼女のラザニアも40分かかったわけ?!」
ゆ「え・・・!!!!」
これはまさにトバッチリというやつです。私は何も悪くないし、
仲間意識すら持っていたというのに!!
びっくりしすぎて固まってしまいましたよ。
スタッフ「キッチンに聞いてきます。。」
おばちゃん「・・・・・・」
ゆ「・・・・・・」
気まずい空気が流れます。
私が残さず食べ終わったあとの皿を一秒でもいいから早く下げてほしい。。
もう、右側に視線を持っていくのは怖いのでひたすらドゥオモを見ます。
勝手に仲間だと思っていたおばちゃんから
私はもしかしたら、子憎たらしい敵だと思われていたのかもしれません。
なんだかそれを考えると心苦しいですが、ほどなくしておばちゃんのラザニアが登場し、
おばちゃんはガッガッとフォークを勢いよく動かして食べていました。
急いで作ったからなのか、なぜなのかは不明ですが
フォトジェニック具合は私が食べたラザニアの方がキレイでした。
こうしてラザニアマウンティングをしてしまった自分を少し恥じつつも、
明らかにスタッフに対して態度が悪いおばちゃんもおばちゃんだよね、と思います。
私のオーダーと席が似ていたことによって忘れられていた可能性は十分あり、
もちろんお店側に非があることは明白ですが、美味しいはずのラザニアを
あんな風にガッガガッガと乱暴に崩してはいけません。
![61691282_2684988754909895_3385246484873084928_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123140b69.jpg)
メンズファッションのフロアで泰人さんのお土産も購入できたし、
免税手続きも済んだので、フードフロアに次いで好きな地下の雑貨フロアに行きます。
綺麗な写真がいっぱいの本から子供向けのポップアップ絵本、
苔玉からオシャレ家電、文房具まで、とにかく好きなものがいっぱい。
苔玉の値段にびっくりですよ。小さめのものでも7~8000円。
盆栽の価格にもびっくりしましたが、かなり前に盆栽ビジネスをやりたいと思っていて
色々調べていたのですが、途中で挫折。というか、いつの間にか忘れていました。
諦めずに頑張ればよかったwと価格帯を見て後悔しました。
リナシェンテのスタッフに聞いてみたらイタリアでも苔玉は可愛くて
人気があるのだそうです。そのスタッフも「私も苔玉大好き!」と言っていました。
![61587791_2684988821576555_2701284543691751424_n[1]](https://blog-imgs-128.fc2.com/e/l/e/elegantevita/20190606123141ef2.jpg)
コレはファン垂涎のダブルネームですね。
SMEGとDGのアートデコレーションエディション。
そもそも、日本でSMEGというだけでいいお値段がするイメージですが、
イタリアで買うと安いです。しかしながら、こちらのスペシャルエディションは
イタリアの通常価格のSMEGの約3倍の価格でした。
シチリアテイスト溢れる柄ゆきに心躍ります。
シチリアに行きたい。
サルディーニャに行きたい。
怪物公園に行きたい。
トリノに行きたい。
とまだ行きたい場所は尽きません。
それにしても、世界の電圧とコンセントがどうにかして統一されればいいのに。
と思いますね。デザイン家電が好きなので、毎回欲しいと思う家電があるのですが、
コンセント問題が気になります。
結局、今回このフロアで購入したのは大量のノート。
お土産で配ったりするのではなく、全部自分用。
イタリアの文房具、紙製品は本当にオシャレで見ているだけで質も良く、
豊かな気持ちになれるのでなかなかの贅沢品だと思っています。
たかが紙、されど紙。
いいノートには美しい文字で、美しい言葉を記したいものですが、実際には
食べたいものリストだとか行きたい場所リストを書いていることが多いです。
あと少しだけ…続く

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2019.06.07 / Top↑