いつもだいたいフィレンツェにいるので、今回の旅では
新しい街を訪れてみたいという気持ちがありました。

この日はイタリア人からも評価が高いシエナへ日帰り一人旅です。
だいたいイタリア人に「どこへ今まで行った?」と聞かれて答えると
「シエナに行ってないやないか!」的なことを言われるので気になっていました。
フィレンツェの中央駅からバスが出ているとのことなので、
朝はTちゃんのご主人Fさんがサンタマリアノヴェッラ駅まで送ってくれました。

はて…そもそもバス停ってどこなのかしら。
とそのレベルからのスタートですが何でもやってみなければ始まりません。
まぁどうにかなるでしょう。
鉄道の駅で「シエナに行くバスってどこで乗れるの」と聞いたら
なんとなくあの辺、とわかるような回答をしてもらったのでそちらの方面に。

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買えた買えた!意外とどうとでもなるものだ、
とこの時点ですでに満足感が。

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バスを待っているとロシア系かな?の美女が
「これってシエナに行く?」と話しかけてきてくれたので
「そうだよ!」と自分も相当確認しながらやってきたくせに
さもいつもバスでシエナに行っているかのような口ぶりで答えてしまい、ちょっと照れる。

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バスは二階建てで非常に快適です。
ただ、どういう神経の持ち主かナゾですがイヤホンなしで音楽を聴く男性が後ろの席に。
なんか、イタリア的な曲ならまだしも私の旅情を台無しにするような
イェイェイウォウォウ言うようなポップンミュージック…。
何なの。DJ気取り?!聴かせてくる感がうっとうしい。
嫌そうなそぶりを見せてみましたが、改善される気配はなかったので
…チッ。と苦々しい気持ちで離れた席に移動します。

1時間弱でしょうか。途中一瞬渋滞?と思う区間がありましたが順調でした。
シエナのバス停に到着するとチケットをガッチャン(印字)していなかった旅行者が
コントロールのおじ様方に詰め寄られ罰金を請求される場面に遭遇。
相当ゴネてましたが、あれは無理ですね。

私はパリで間違った区間のRERに乗ってしまい、コントロールに当たったことがありますが
どう言い逃れもできず罰金を支払ったことがあります…。

早速メインの観光地「カンポ広場」を目指します。
暇だったのでバスの中でスマホをいじりたおしていたことが不安要素。
朝10時の時点でもはや60%しか残っていません。

知らない土地でスマホ60%ってあかんくない?と思いますが
充電ケーブルを持ってきていますから。
いざとなったらカフェなどで助けてもらったらいいわ、という甘い考えです。
イタリアはだいたい困っていると誰かがどうにかしてくれるものです。
そこがイタリアの好きなところ!!

とはいえ、広場の角には「カンポ広場あっち」「ドゥオモそっち」
と書かれた札があるのでグーグルマップを駆使せずともなんとなく行けそう。
その道中で気になる看板を見つけました。

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リストランテグイド。
広場に先に行けばいいのにレストランの下見をする私。
角の店ではなく、その隣のお店です。
ここは何かを感じます。「NO PIZZA」と手書きで書かれた貼り紙に
リストランテのプライドを見ます。
念のためTRIP ADVISORでも確認。私の勘では素晴らしいレストランのはず。
結果はシエナで人気10位のレストランでした。
数百軒のうちの10位ですからアタリを引いたとしか思えません。
それでも1位~9位もくまなくチェックしてみましたが、ピンとくるものがなかったので
やっぱりファーストインプレッションを信じて絶対にここへ行くと誓いました。
この時点ではまだ開店前なのでランチかディナーか。

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突然開けた場所に「世界一美しい広場」と称されるカンポ広場が!
「世界一美しい広場」と呼ばれる広場はいくつかありますが
ベルギーのグランプラスか、ここシエナのカンポ広場が有力。

ランドマークにもなっているマンジャの塔に登れるとのことなので私もチャレンジしてみました。
ご想像のとおり、根性があるタイプではないので階段をひたすらのぼるなんて苦手な
アクティビティなのですが、まぁせっかくですから!!これも取材です。
ジャーナリスト魂、とも言えましょう。
(ビエンナーレでジャーナリスト枠に入れてもらえたことがよほど嬉しかったらしいw)

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このおどろおどろしい入り口から上るようです。
見るからにハードそうな雰囲気を醸し出しています。

チケットを購入すると「あなたは11:30の回だからね」
と集合時間を指定されます。

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絶対に水分補給が必要でしょうよ、と思ったので
スーパーで水を購入し、パワーをつけるためにサンドイッチをブランチに。
11:30スタートならランチはパスで、ディナーの時間を早めにしたらいいか。と即座に計画。
スーパーに併設されているバールですが、
出来立てのチキンカツサンドを首尾よくゲット。

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衣がカリカリ、というよりはザクザクで食べ応えがあります。
トマトとハムもアクセントに効いています。
パンに途中で飽きてしまいましたが1つを完食すると私でも満腹になります。

さて、予約の時間になったので塔の入り口に集合するとすでに行列が。
20人ほどでしょうか。

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階段にはものすごく狭いところと

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思っていたよりも近代的で整備されているところがありましたが
この近代的なところはここまでで終了。
この時点ですでにしんどいですが、ここでロッカーに荷物を預けられます。
色々と規則が厳しいので守らないと入り口に座っているおばちゃんに注意されます。

カメラの替えレンズ持込不可、自撮り棒不可、ペットボトル不可、
その他大きな荷物すべて不可(バッグも財布も!)
どうしても塔の上でセルフィーしたかったのでスマホはポケットに入れて
持ち込みましたが、カメラは首からかけて替えレンズは預けました。

水をせっかく買いましたが持込NGなので仕方なくロッカーに。
「そんなん暑いやん、しんどいやん…」
と不安を隠しきれません。

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頑張って頑張って上ってきた途中。
ヒョォ~~~!!絶景。
この高さまで足のチカラだけで上ってきたと思うと既に達成感が。
時折外の世界を覗くことができる小窓があります。

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1人ずつしか通れない急勾配の階段を上り続けていると
汗が止まりません。「あっつ!!」「あぁ~~しんど!!」
と独り言文句を思わず発すると前のフランス人の老夫婦が「暑いよね。大丈夫?」
「がんばろう!」と声をかけてくれます。
情けない…。年配の方に階段のぼりで励まされるなんて。
「なんかすんません…」という気持ちになります。

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ここまで上ってくると風の抜け方が違います。
涼しい!!ひと時の休息。世界一美しい広場を真上から眺める。
見事な眺めです。

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美しいのは広場だけでなく街全体も美しいということが分かりました。
奥の方に見えるのがシエナ大聖堂、ドゥオモですね。
時間が中世のまま止まったような不思議な感覚になります。
よし、次の目的地はあそこだ。と決めました。
ここで、なんとなく位置関係を把握できたのもよかったです。

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こんなんあかんやろ…と思ってしまいますが
こういう階段を下っていきます。
上るときよりも降りるときの方がキツい。

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続いてドゥオモの入場券を並んで手に入れました。
いろいろな種類があって、見学したいポイントを係の人に言うと
ベストなチケットを推薦してくれます。
私は結局一番色々ついているOPA SI PASS+というものを20ユーロで購入。

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普通は入れない「PORTA DEL CIELO 天空への扉」のプライベートツアーが
ついているとのことなので、プライベートツアーの時間をまた指定されます。
13:30に教会内の集合場所に行くように言われます。

まずはドゥオモの見学を。
ヨーロッパの教会は似ているようでそれぞれ個性があって面白いです。
今まで絵画ぐらいにしか興味がありませんでしたが、
今回色々細かいところまで見比べてみて面白さを感じました。

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ボーダー状デザインされた大理石が迫力があります。
細かい装飾が施されていて、長時間観ていても飽きることがありません。

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歴代教皇の胸像。
これが迫力のポイントかもしれません。
この写真だと分かりにくいですがもう一枚上の写真を見ると分かりやすいです。
ズラーーーっと並んでいます。
そして、この大聖堂の中に私が今回の旅で絶対に見たいと思っていた部屋があります。

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それがこちら。
シエナ観光の目玉とも言える「ピッコロミーニ図書館」です。
図書館、というからには本が並んでいるのだろうと思っていたのですが
実際にはかなり想像していたものとは違っていました。

「図書館」と聞いてイメージするのは本が整然と並んでいる様子。
こちらに並んでいるのは15世紀の聖歌譜面です。
書庫、と言ったほうがいいかもしれないですね。

なぜこのようなことになったかと言うとですね、
イタリア語でこちらの施設の名前は
「Libreria Piccoromini」で、「Libreria」というのは本屋さん、もしくは書庫
という2つの意味があるのですね。
英語になおすと「Libreria」というのは音からも「Library」(図書館)だと
思ってしまわれたのか、その辺は定かではありませんが
「図書館」は「Biblioteca」というまったく別の単語があります。
そういうワケで日本語訳は英語訳のLibraryからの変換を採用してしまったのだと推測されます。
あくまでも私の推測というか…予想ですけども、たぶん正解だと思うの!

「図書館」と聞いてここへ来た人は大概の人が「え。なんか違う」と思われるはずです。
とはいえ、こちらの装飾は息を呑むほどに素晴らしいのでシエナ観光の際は
絶対にはずせないポイントです。

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長い間一般公開はされてこなかったそうです。
美しい色合いは教会にはつきものの蝋燭などのススに触れない
火気厳禁の書庫だからこそ、かもしれません。

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床のブルーが美しいです。
踏むのがためらわれるほど。

この「図書館」以外にも見所が多すぎてあっという間に時間が過ぎていきます。
とても気に入った大聖堂床面の美しいモザイク。

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シエナのシンボルとなっている狼と双子。
シエナ建国の物語に由来しています。

サッカーをされる方ならご存知かもしれませんが、狼と双子のモチーフって
ローマのシンボルでもあります。
それがこのモザイクではローマは象の柄になっているのですね。
少しだけ調べたところによると、シエナ建国の由来はローマにも関連しているのだそうです。
まだ知りたいところがあるので引き続き調査中。

夏場にあまりヨーロッパ観光をしたことがなかったので気付かなかったのですが
露出の高い服装の人はこのような簡易ケープを渡されます。
私はストールを持っていたので羽織りました。

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「天空への扉ツアー」の集合時間になりました。
指定された場所へ行ってみると既に数人の人が待っています。

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15人でアジア人は私一人でした。
英語とイタリア語の解説がつきます。

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またしても階段を上り、聖堂の内部を通り…様々な角度から大聖堂を
見学することができます。屋根裏を通ってどんどん上っていきます。

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ここは建設途中のまま保存された増築予定だった部分です。
そのまま残してあるので不思議な空間になっています。
こちらもシエナのランドマークのうちのひとつ。

私が購入したチケットにはこの不思議な空間の屋上にも上れる権利が付いていたので
さすがに疲れていましたがシエナの街で高いところベスト3全てを数時間で
制覇するという…私にしては頑張った感があります。
すべて階段で上ったのでかなり疲れました。

シエナ高いところ色々 

今振り返ってみると相当な高さがありますね。
高いところが別段好きだというワケではないですが
ドゥオモの装飾の天使の羽根の裏側が割とガッツリ銅製の棒で補強されている、とか
マンジャの塔は少々しんどくても上った方がいい、など
「語れる経験値」がアップしたような気がします。

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宝物館の内部も階段連発です。
見事な聖職衣や装飾の施された銀の聖杯、彫像なども見応えたっぷり。
鳥の刺繍が可愛くて疲れが癒されます。

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ここでスマホの充電が30パーセント程度になってしまったので
ドゥオモのチケットセンターに併設されているカフェでジュースタイム。
店員さんに「充電してほしいねんけど」と言うと快くOKしてくださいました。
床面に近い店内のコンセントでいいのに「こっちの方がいいと思うから!」と
カウンターの内側で変換アダプタがはずれないように缶詰や何やらで
うまく調整して充電してくれました。
さすがイタリアメンズ、気がきく神対応!

ここでずいぶん時間をつぶしたものです。
充電をカウンターの中でしているために、触れるスマホがない状態。
束の間のデジタルデトックスです。
ボーーーーーっとして今日の一日を振り返り、取材メモに思ったことを書き留めます。
「階段、しんどい」「水、持ち込み禁止!」「図書館はいわゆる図書館でない」
など、それメモに書かなくても忘れなさそうやん…ということから
「チケットは20ユーロ」とか「水は1.5ユーロ」「ジュース3ユーロ」など金額まで色々。

よほど足が疲れていたのか一度座るとなかなか動けません。
さすがにそろそろ行こう、と決心してジェラート屋さんに移動。

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さっきのカフェでオレンジジュースを飲み干したあと、
ペットボトルの水も一本飲んだというのにまだ喉が渇く。
汗を相当かいたのだと思います。
イチゴとピスタチオのジェラートを食べて広場の階段で休憩。

この時点で夕方の5時頃。
日本だとちょっと早い店なら5時過ぎぐらいからディナー営業が始まっているので
一応狙いを定めたレストランに行ってみました。

すると…夜の部は19時30分からの営業。
ん??ちょっと待てよ…フィレンツェに戻るバスの最終は何時だっけ…
こんなこともあろうかと思い、朝のうちバス停で
帰りのバスの時間の時刻表をスマホで写しておいたのでした。
我ながら守備のいいこと…ほほほ、
と思ったのですが中途半端に全体を写していないものだから
数種類フィレンツェ行きの時刻表があるようで、どれが何なのか分からない。
ネットでも見てみたのですが、どうも古い情報なようで全然
手元の時刻表と時間が違っています。

手元の時刻表は3種類。
どれが何なのかまったく分かりません。
しばらく考えた結果「平日」「土曜」「日曜祝日」であろう、と予想。
と、なると20時45分が最終バスですが、万が一何か起こった時のことを考え、
もう1つ前の直行便に乗ることに。それが20時15分。

レストランの開店時間が19時30分なのであればバス停までの移動時間を
考えると食事に使える時間はわずか30分!

そして19時半までは何もすることがないという。
30分ほどは小さな広場の階段でまた人間観察などをしておりましたが
気になっていた老舗郷土菓子店へ。

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おじさま方がアペリティーヴォを楽しむバールコーナー。
カウンターの中に何やら美味しそうなものを発見したので
「それが食べたい!」と言うと
「これはカフェクレームだよ!」とのこと。
フラペチーノ的なものでしたが、今から考えるとうっかりアルコールの飲み物を
オーダーしたりしてなくてよかったです。
お土産用と自分の試食用に郷土菓子も購入。

ここで一人レストランの開店時間まで過ごすことにしたのですが…
イタリア人のおじさんが近くにやってきて話しかけてきました。
おやおや、ナンパですか。
イタリアだわぁ〜、と思ってニヤニヤしながら振り返った瞬間です。

「マダム〜1ユーロくれよぉ〜」

よく見ると身なりもなんだか薄汚くて変なキャップをかぶった
おじさん、ではなくオッサンでした。
イラッ!!とした私は「ノーー!!」
と比較的大きい声で言ってしまい、バーカウンターのお兄さんも失笑。

そうこうしている間にレストランの開店時間です!
律儀な日本人ですので19時半から、と言われたら19時25分に行くのです。
ところが、もうレストランは開店していて、
既に飲み物や前菜を食べているグループがいるではありませんか!

私には夕食の時間が30分しかないというのに5分10分でも
早く入れるなら入れば良かった。時間の読めない国イタリア…。
と、後悔しても始まりません。
逆に開店時間になっているのに開店しなかった、という事態じゃなくて
良かった、と感謝しなければならない、と考えるようになったのは
シエナ大聖堂で心が洗われたからかもしれません。

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どうしても食べたいご当地パスタ「ピーチ」をオーダーします。
本当は前菜もメインもデザートも食べたいけど…バスに乗り遅れると明日の予定にも影響が。

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「前菜を食べたかった…」と悔やんでいるところに運ばれてきた
オーダーしていない食べ物。
えっ…という顔で見上げると
「こちらは当店からのサービスです、パッパアルポモドーロです」
とのこと。
えっ、時間がなくてかわいそうな私にだけサービス?と思って
よそ行きの笑顔と声で「わぁ!これ大好きなの!ご親切にどうも♡」と
優越感に浸っていると、何のことはない、どのテーブルにも運ばれていっていました。
そういうもんです。

私にだけのスペシャルサービス、ではなかったのですけれども
このパッパアルポモドーロ(パンのトマト煮込み)を食べて確信したのです。

この店はめちゃくちゃ美味しい店だ!!
きっと人生の中で数軒のベストレストランの上位に入ることになる。

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パンにすら喜びを感じます。(特に右)

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オーダーから10分ほどでしょうか。
思っていたよりも比較的早く「ピーチ」が運ばれてきました。
これこれ。この極太麺が食べたかったのです。

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人は死ぬ前に何を食べたいか、とかいう話をしますが
私はコレを食べたい、と言うかもしれない。
それぐらい気に入りました。

弾力、温度、味、全てが完璧に好みに合致。
食べ進めながら、シエナに来て本当に良かった…と思い、
涙ぐみだす私。ミスター味っ子やら美味しんぼの感動回的な…。

ここのレストランはどんなことがあっても再訪したいと思います。
泰人さんには日本時間を無視した時間帯に即座に報告。
「今、私は最高に美味しいパスタを食べています」だの
「泰人さんも好きだと思うから絶対に行った方がいいですよ!」だの…
寝ているから既読にならないのをいいことに写真まで送っていい迷惑です。
夜中の2時45分だったようですね。すみません。

食べ終わってウットリしていると19時50分。
急いでお会計をして出なければ!
ものすごく急いでお会計をしながら
「ありがとう!素晴らしかった!バスの時間が〜!!さようなら〜!」
と走り去る日本人に彼らはとても温かく接してくれました。

次回はフルコースでオーダーするわ、と新たなイタリア旅行の目的が生まれたのでした。

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帰りのバスは2階建てではなくて比較的地味目のバス。
でもなんとか間に合いました。

さぁチケットの「ガッチャン」をしないと朝の人のような目に遭うかもしれません。
あれ??…入れども入れどもガッチャンができない。
なぜ。

焦って走ってきたというのにまさかチケットがバス会社によって違うとか?!
イヤな予感で背筋が冷たくなります。

地下のチケット売り場で買ったチケットがまさか騙されてたとか?!
なんでだ…
と思って困り果てているとバスの運転手さんが
「え…それ…」
と不思議そうな顔で私をまじまじと見てきます。

何よ。私は何も悪いことはしていませんよ!
と手元を見てみると

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さっき夢心地になったレストランのカードを印字機に
必死になって突っ込んでいたのです。

重ねてチケットも持っていたので運転手さんは
「そっちじゃないですよ」と笑ってくれましたが、
アホなんだろうか、と思われていたかもしれません。

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シエナで一人で朝から終電まで過ごせるだろうか…と
来る前は少し不安に思ったのですが何のことはない、むしろ時間が足りなかったです。

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そしてこの時間帯のバスを選んで大正解です。
トスカーナの壮大な夕焼け。
太陽の色は、あのパスタのソースの色と同じだな…と再び
レストランのショップカードを握りしめる私でした。

次回「パルマにアポなし訪問」へつづく




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