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 ミラノ4日目の朝はなんだかすっかりミラネーゼになった気分。
なぜって今日は楽しみにしていたスカラ座でのバレエ鑑賞の日。
終わる時間が遅いから遅めにランチをして…などと朝からウットリと計画を立てます。

そうだ、どうせ美しい1日を過ごすなら今日の朝ごはんは
ガーリー爆発のあの店だ。と思ってガレリアに向かって出発。
そして今日はちょっと昨日までよりもおめかしです。

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初日の朝ごはんを食べた「マルケージ1824」のガレリア店。
あちらはこちらよりも幾分地元感がありますが、こちらは
「ミラノに観光にきた私、ウェーーーーイ!」
ぐらいの気分にはさせてくれるアガる内装と雰囲気。

壁のクロスが着物の柄のようでオリエンタルな雰囲気も少しあって
夢の世界なのです。普段そんなガーリーなものを好むタイプではないのですが
(インスタの画面が茶色いことを知っている人は知っているはず)
ここでの朝食は誰もがお姫様の気分になれます。

シュッっとした店員(少年)が「はい、マダム」と言うたら
微笑まないオーバー30はいないでしょう。
私は微笑むというよりも、ニヤニヤした感じになってしまいましたが。

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何このメルヘンなケーキたち。
巷で「ゆめ可愛い」という表現があるそうですが、コレがソレか!と思いましたね。

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オムレツを食べるか、フルーツサラダを食べるか、迷ってこっちにしました。
えっ、どうした?と思われそうですが基本フルーツ好きなんです。
ラズベリーとかブラックベリーは日本だとあまり生で食べる機会がないので貴重。

あぁ〜。女に生まれて良かった。と思う空間です。
必要以上にゆっくりしながら、今日の予定を細かく立ててメモしていきます。
私はメモ帳が必需品なのであちこちでメモ帳を買うのですが
今回使っているのは昨年のローマのカプチン派教会で買った
「骸骨寺」の写真付きメモ帳です。なんか、ゴスロリwと自分でフフフと笑います。

そんな私の横に座っていた生粋ミラネーゼのマダムが連れていた
フレンチブルドッグはレオパード柄のニットを着せてもらっていました。
もうね、シチュエーションが色々素敵でした。

ふーーーー。満足満足。と思ってドゥオモ広場を横切ると。
何やら怒号が飛び交っています。
なにごと。と思って様子を伺ってみると、
どうも旅行者がヴィットリオエマヌエーレ2世の銅像の台座の部分に乗っかって
写真を撮っていたのをイタリア人のおじいさんが注意していたようです。

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そう、この銅像はイタリア人にとってはとても大切なものなので
怒るのは仕方がないのですが、台座部分には結構な率で人が座ったり
子供が上ったりしていることがあります。
「敬意を持て!!お前はどこの国の人間だ!!俺はイタリア人だ!わかったか!」
とかなりの剣幕。カップルだったのですが彼女がビックリしつつも
ちょっと詰め寄ろうとする彼氏に代わって謝罪。

いや〜。なんか、イタリア人の情熱的な部分をこんな場面で見るとは。
でも、あんなに怒られたら楽しいはずの旅行がどう?と思わずにはいられませんでした。
まぁ、元を辿っていけば大切な銅像の上に上って写真を撮ろうとしたのが悪いのですが。

私も写真を撮ることが多いので気をつけよう〜っと。
と思ってチラ見で逃げます。
「お前も敬意を持ってるだろうな!!」とか言ってくるかもしれませんからね。

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何度来ても素晴らしい建物です。
ここの前を通るだけで幸せな気分になります。
初めてミラノに来た時、屋上まで上ってここがミラノかぁ、と思った時のことを
いつも思い出します。あれは18歳のこと。22年が経ちましたよ!

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いつの間にかできていた比較的新しい美術館「MUSEO DEL900」
(20世紀美術館)です。入場料は特別展と合わせて10ユーロで、モジリアーニ、ピカソ、
フォンタナにピエロマンツォーニなどの1900年代に活躍したアーティストの
作品をたっぷり楽しむことができます。

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ここからでないと見れない角度からドゥオモを見ることができます。
美術品からだけでなく、建物の中に入ることで様々な感覚が刺激されます。

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ブックストアのセレクトセンスがイケています。
アート好きな人へのお土産をここで買ってもいいですね。

この美術館で楽しかったのは、学芸員のみなさんが館内あちこちに待機されているのですが
「そのスカート可愛い!」「それ、好き!」「しゃれてる〜!」
と言ってくれること。近年買った服の中でももっとも派手なスカート
(私が”インド柄”と呼んでいるアリス&オリヴィアのブワッと広がったもの)
を着ていたのですが、男女問わずイタリア人から人気のスカートでした。
買ってよかったw

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お散歩しながら歩いているだけで楽しいのがイタリアです。

今日のランチは超有名店の「ナブッコ」です。
ヴェルディオペラのタイトルをお店の名前につけているということは
何かしらオペラに関連するものに触れられるかも。という期待も込めて。

観光ガイドブックに載ってる店なんて、とイキって避けがちでしたが
ここは行ってとても良かった店のうちのひとつです。

量が多いw
雰囲気が薄暗くて好きなイタリアンの雰囲気。
(神戸っ子なら昔の明海ビル時代のドンナロイヤといえばイメージ湧きますね!)
BGMはオペラ楽曲ばかりが流れるラジオ。
ラジオっていうところがミソです。

日本人率も多いけど、イタリア人、フランス人、アメリカ人、ドイツ人(顔だけで判断)
と国際色豊かな客層もなんだかおもしろい。

「一人だけど、入れます?予約は持ってません」
という言い回しを覚えたので使ってみました。
「どうぞどうぞ」と奥に案内してもらうと、店の中は意外と広いのに驚きです。
メニューはイタリア語か英語?と聞かれたことでちょっと調子に乗ります。
(日本語もあること知ってるんですけど)ここはイキりついでにイタリア語を選択。
食べ物用語なら任せとけ!です。

現地慣れ感出せてたのか、国籍が分からなかったか。
まぁ、半分ぐらいの確率で後者ではなかろうかと思います。
よく間違えられるのは中国系アメリカ人ね…。なんでか知らんけど。

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前菜盛り合わせには数バージョンあって「terra」を選択。
なぜって、大好物のブッラータが入ってたからね!
結局今回唯一のブッラータでしたがサイズ感、味ともにかなり満足度高かったです。

ズッキーニの花のリコッタチーズ詰、
アーティチョークサラダ、生ハムもたっぷり。
イタリアの楽しさが凝縮されています。
二人以上いたらシーフードバージョンもオーダーしたかった!
全部食べたい。

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この料理、最初に食べた時は「それ、これに入れる必要ある?」
と思ってましたがだんだん良さが分かってきました。
繊細な薄皮に包まれたリコッタチーズの柔らかな食感が他の食材では
実現しにくい唯一無二のものなのです。
誰がズッキーニのお花にチーズ入れてみよ〜!って思ったんでしょうね。

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モチモチの食感が癖になるニョッキです。
かなり色々なメニューと迷いましたがオススメマークが付いていたこちらを
選んだ理由はニョッキってそういえばちゃんとイタリアで食べたことがない、
と思ったのと、ピスタチオが乗ってる、と書いてあったのでコレにしました。

ソースはゴルゴンゾーラが香る芳醇な濃いーーーーソースです。
コレ、私は大好きですが普通の人はちょっとお腹いっぱいになりそうですよ。

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メインはエビとイカのフリット。
ズッキーニや人参もあるので内容的には「かき揚げ」ですね。

ちょっと思ってる形状と違っていましたがコレはコレで美味しかった。
もちろんレモンをこれでもか、というほどかけます。
もうね、レモンさえあればいつまででも食べられますよ。
(多少大きく言いましたがホントにレモンは重要)

ちょっと油取りの紙が「ニューヨークタイムズ」の柄なのが
興醒めでしたが。だってさ「神戸新聞」とかに乗ってるのと同じことですやん。

鈴木商店のアイスキャンデーが新聞紙に包まれてたりするイメージは好きです。
なんでニューヨークタイムズなんだろうか、と考えさせられたことが
嫌だったのです。だからイタリアの新聞敷いてたらOK。
難をつけるならこの紙についてのみ。

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一人で結構食べましたね。
あと、便利だなと思ったのはカードで払う場合でもハッキリ
チップがいくらか書く欄があること。

現金で払う場合はお釣りを置いて行ったりすることでチップ、
という意思表示にしますがカードで払うこともあるのでその時は
いつもなんかスマートじゃないんだよなぁと思ってました。
(店によってはこのシステム結構導入されてるみたいですね)

自分で支払う際にコレは初めてみましたが便利だと思います。
コレが「あからさまでいやらしい」と感じる人もいるみたいですが、
逆に便利だとも取れますので私は推進派です。
だって、あげたくなければゼロにしとけばいいんですからね。

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ETRO HOME COLLECTIONのお店はドラマチックです。
ん。30%OFF。
セールの気配がすることによって少し胸の内が騒ぎ出します。
「文化的に過ごそう」と決めたはずなのに
「あとでちょっとリナシェンテ(デパート)で偵察してから帰ろう」と
なんだかヨコシマな気持ちが芽生えてきます。

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美しい世界観にウットリしますがなかなか日本の住宅では
コーディネートが難しそうですね。
こういう時にうちのファッションリーダーがいたらいいのに、と思いますが
彼はまだロンドンのスーツオーダーの旅があと1回だか2回残っているので
それまでにイタリアに寄道することはなさそうです。

「コレならうちのアレに合わせたらいいねん」とかすぐ思いついてくれるので
信頼度は抜群です。私は物自体の可愛さだけで買ってしまうので
「コレ、何に合わせましょうかねw」
というようなものが結構溜まっていくタイプ。
この日も巨大な鏡を買おうとして思いとどまりました。
(船舶で送ってくれると書いてあったのでね!送料いくらするんか知らんけど)

お茶休憩しよう、と立ち寄ったのは
ミラノのチョコレートショップ「FARAGE」です。

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ちょっと行けば可愛いものが見つかるこのエリア、
歩くたびに好きになります。インテリアやアートのお店も多くて、
歩いている人たちもなんだか地元っぽくて素敵なのです。

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「お店の中の写真撮っていい?」と聞くと
ウィンクで返してくれるイタリア男。
ずるいわ。そんなんしたら。と思います。

酸いも甘いも嚼み分けた年齢なので、ウィンクぐらいでは気絶しませんが
それでも「うぅ。。。なんやねん。。」とは毎回思いますね。

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ガーリーなんだけど、日本のソレとはまた違う大人の甘さですね。
ボタニカルアートのフレームアートのバランスとクッションのカラーリングが絶妙です。

まぁ、男性はこの世界観ナゾかもしれませんが、
女はこういうの好きなんですよ。
エスプレッソとボンボンショコラ(バナナとパッションフルーツ味)を
食べながらおやつタイムです。

先ほど芽生えたヨコシマな気持ちに従うまま、
リナシェンテの様子を確認してみました。
ちょっと話した店員に聞いてみると「明日からセールだよ」とのこと。

明 日 か ら セ ー ル だ よ 。

ミラノは市でセールの開始日が決まっていてだいたいここ数年は
1月5日がスタートになっているらしい。
そうだ。

「ミラノセールの初日の街の様子レポ」
という記事を一つ書けるじゃないか。と思った私。
私がセールに参戦するのではない、取材で「買い物をする人たち」を見にいくんだ〜。
となんだかかわいそうな発想をする始末です。

文化的な一日のクライマックスはやはりこちら。

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人生2回目のスカラ座。

今回の演目はオペラではなくバレエで「くるみ割り人形」です。

今となってはこんな体型ですが実は結構長い間バレエをしていました。
そういうこともあって、バレエ音楽に慣れ親しんでいるので
くるみ割り人形も楽しみにしていました。
金平糖の踊り!!
花のワルツ!!
バレエを知らない人でも耳にしたことがある名曲が次々に出てくるので
誰が見ても楽しめる演目なのではないかと思います。

まぁ、ほとんどの人がそうだと思うんですがこの演目において
もっともときめくシーンは金平糖の踊りの部分。

で、ビックリしたのですが
その部分になったら動画を撮りだす人が数人いたんです。
私の近くの席だった人はイタリア人の若い女子数人で来ていたグループ。
こちらは後ろの席のおばちゃんがツワモノでまさかのスマホを後ろから掴んで下ろす!!
動画女子も懲りずに撮り続ける。
再びおばちゃんが下ろす!
おばちゃんのご主人はもう、「あわわわわ」という状況になっているのが
シルエットだけで見て取れます。
えええええ???いや、でも間違ってない。
自分の前の列でアレをやられたらたまったもんじゃない。
むしろ、お金返して。ぐらいのレベルです。

そして、ちょっとキレる私と慌てる泰人さんの姿を重ねてしまう。
もし私があの席にいて隣に泰人さんがいたら
アレに近いことにはなっていたかもしれません。

もう1組は最前列にいたアジア人二人組の女子。
小綺麗にドレスアップしてたんですよ。
髪もクルクルにして。ピンクのきっとヴァレンティノかな?ぐらいの
レーシーなワンピース着て。オシャレしてきて楽しみにしてきたのは分かります。
インスタ映えするのも分かる。
記録や思い出として撮りたいのも分かる。
でも動画はあかん。

「あんたたち、日本人じゃないやろうね」
と聞きに行ってやろうかとすら思いました。

日本人やと言ったら説教の一つや二つはしてもいいと思うぐらい
腹が立ちました。だって私も一瞬たりとも見逃したくなかったのに
その人たちの勝手な振る舞いのせいで集中が途切れたんだもの。
そして、違う国だったとしてもアジア人としてヨーロッパ文化最高峰の空間に来て
そんな振る舞いをするからバカにされるんじゃないの?と言いたかった。

結局何も言ってないけど。本当に今でも思い出したら悶々とした気分になります。
私の金平糖の精の踊りを返せーーー!!

朝のヴィットリオ・エマヌエーレ2世の銅像によじ登った
外国人観光客も然り、スカラ座でのマナー違反然り。
マナーは守らないといけませんな。と思ったのでした。

とはいえ、バレエは演出も素晴らしくて、久しぶりに可愛いものに溢れた
1日になって、なんだか胸がいっぱいでホテルの近くのバーで
ジュースだけ飲んでコテっと寝ました。

続く。



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