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 この日はミラノ滞在最後の夜です。
ドゥオモから地下鉄を使わずに徒歩で一旦ホテルに戻ることにしました。

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トラム(路面電車)はノーマルバージョンは山吹色ですが
珍しいバーガーキングのラッピングバージョンを見かけました。
ポルタティチネーゼで見かけた壁の落書きを彷彿とさせますが、
これはわざとのこういうデザインです。

さて、この日のディナーは楽しみにしていたポルタロマーナ駅から近いお店です。
ピザ神Mさんやその友人であるGさん、Gさんの友人であるFさん、
プラス未だ謎の存在「仕事の話しよう」というローマ在住のインド人Sさんと私で
ミーティングと称した集まりを企画していた「はず」なのですが
Mさんは出張が入ったとかで数週間前にキャンセル。
インド人Sさんからは数日前から「あんた、来れるんやろうね?」と
言っているのに未読スルー。
(後日ごめんなさいメールがあり、その時デリーにいたらしい)

当日の昼過ぎ頃にコモでお世話になったGさんから連絡があり、
「僕はミラノで政治のミーティングがあるのですが終わる時間が読めないので
駅集合でいいですか?車でお迎えに行けなくてごめんなさい」と。
常に女性に神対応。さぞモテることでしょう。
「いいよいいよ、そんなん!地下鉄で一本だし」と回答。
政治のミーティングって何なん?と思いましたが、
数週間後にイタリアでは選挙を控えていたので決起集会的なやつ?

とにかくキャンセルだけは避けたい事態だったので
(いや、一人ででも行くけど)種類を食べようと思ったら人数集めは必要。

最寄り駅の地下鉄駅を出たところで待っていてくれたので
知らないエリアでしたが安心です。
ミシュランビブグルマンの「TRIPPA」へ向かいます。

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Gさんがお店の人にオススメを聞いてくれて、
「今日絶対に食べるべきものは何よりもこれ」
と言われたというのがフレッシュポルチーニ茸のサラダ。

えっ、でもポルチーニ茸って秋が旬だったはず。と思って
「今ってポルチーニのシーズンでしたっけ?」と聞いてみると
「そう、僕もそれ変だと思ったから後で店の人にどこで手に入れたか聞くわ」
と、聞いてくれたのですがまさかの店の人の回答はこれ。
「知らんww知らんけど市場で売ってたから買ってきたらめちゃくちゃおいしいw」
いや、そこは市場で聞けよ。と思いましたがこれが
泣けるほど感動するおいしさでした。
今回のイタリア滞在の中で一番おいしかったものかもしれません。
シャキシャキした食感、強烈かつ品のいい森のような香り。

気になったので後から調べてみたら、ラッキー食材だったようです。
めったに市場には出回らないのですが、
イタリア北部では5~6月の春にもポルチーニは収穫されるそうです。
ただし、温度、湿度、雨の回数、など様々な条件が揃わないといけない。
6月頃になってくると虫が発生しやすくなってくるので、
市場に出まわり、売物になるようなポルチーニ、しかもフレッシュサラダで
食べられるようなものは(つまり今回食べたような真っ白で美しい状態)
とにかく貴重なものだそうです。

コモでもベラッジオでも天候に恵まれず、
ヴェネチアでは凍える思いをし、ボローニャでは霧雨の中ブラブラし、
なんだかなぁ。ベストシーズンのはずなのになぁ。と思っていたのですが
あの想定外の天候と寒さがあったことによって、今日のポルチーニに出会えたワケですよ。
コレを食べられたことですべてが帳消しになりました。
それぐらい、素晴らしい。

Gさんも「これは本当においしい!!すばらしい!!」と連発。
最初運ばれてきたときに「これ、味つけとかしてる?切っただけじゃないやろうね」と
不審そうな感じでお皿を見ていたGさんでしたが一口食べて即座に
「これは何も必要ない」と訂正。
イタリア人も絶賛するのですから間違いないです。
「今まで食べたことのあるポルチーニとはまったく違う」と私が言うと
店の人も「喜んでもらえてよかったよ!」と笑っていました。
今でも鮮烈なあのおいしさが忘れられません。

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こちらはローストビーフにツナソース。
大好きな義雄先生がよく言うのですが
「山のもんと海のもんをうまく合わせたらめちゃくちゃ美味しいんや」
というものの一例がコレなのではないかと思いますね。
クリーミーなツナソースは柔らかなローストビーフを包み込んでくれる懐の深さ。

写真を見ただけで肉がとろけるほど柔らかく、
解ける感触が幸福感を呼びさますということはお察しいただけるかと!

で、このソースがまた美味しくて「こんなん、絶対パンにつけて食べたい…」という私。
「もちろんですよ!僕もそうする」と言ってもらえて良かったです。
「え~!ゆかこさん、お行儀悪いですね!ドン引き!」
とか言う気取ったヤツじゃなくて本当によかった。
まぁ、そんなこと言う人とはそもそも食事に行きたくないですが。

Gさんが「こうやってパンにソースをつけて食べることをイタリア語では
面白い表現をするんですよ」と教えてくれました。
「スカルペッタ」と言うそうでスカルペは靴。
つまり「靴で床を摺る」という表現。
靴の国、食の国イタリア的な表現をするという
豆知識を得て、楽しい気分になりました。

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こちらは馬肉とほうれん草とトロトロのチーズにニンニクとゴマ。
チーズはタレッジオとストラッキーノ。
私が馬術をしていたことを話していたので「馬肉頼んでも大丈夫?」と聞かれましたが
大丈夫です。それはそれ、これはこれです。
たとえロデオガールだったとしても、牛は食べると思います。
ほうれん草も日本のものより味がしっかりしているので
馬の淡白な味と野菜やチーズの強さのバランスがとてもいい!

もうね、この店大好きです。
絶対にまた来たい。と思わずにはいられません。

ちなみに、この店は来店の1ヶ月前から予約がスタートする仕組みなのですが、
一人だと割と直近でもOKな場合があるようです。カウンター席もあるからですね。
2人以上になると時間の希望も通そうとしたらけっこう真剣に予約しないとダメです。
今回はGさんが予約してくれていたのですが、私に任せてたらえらいことになってましたよ。

私、自分が帰る日を間違ってたんです。
Gさんが僕が予約しましょう。と言ってくれていたので
「私、土曜に帰るので金曜の夜に予約してください」と言うと
「え、きみのフライトは金曜の朝じゃなかった?」と…。
そうなん?と思って確認してみたら一日間違っていました。
危うくまたやらかすところでした。

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店名にもなっているトリッパ。
トロトロに煮込まれていてうまみが凝縮されている一皿です。
けっこうな量と濃さがあるので、シェアしてもお腹いっぱいになるぐらいです。

そして、本当は揚げトリッパというものがこちらの人気メニューなのですが
それは予約するとき、あらかじめよけておいてもらわないといけないそうで。
知らなかったため、そのメニューにはありつけず。限定で3皿ぐらいしかないとか。
3皿!!すくなww
と思ってしまいますが、次回リピートする理由のうちのひとつになりましたね。

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レモンが好きだという話をしたら、コレを飲んで帰らないと。
と一口お試しでいただいたリモンチェッロ。
色々お菓子とかにも使えそうですね。

けっこうお腹いっぱいだったのですが、
デザートは2種類気になるものがあったので2種類オーダー。

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リコッタチーズケーキ。
アプリコットのジャムが添えてあるのがまた心憎い。
チーズとフルーツのコンビネーションが特に大好きですね。

見た目よりもケーキは軽やかで食べやすい。
素材の良さを生かした上で、絶妙なセンスの配合。

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こちらは私がどうしても食べたい、と言ってオーダーしたものですが
Gさんは「ん~~~~ホンマにこれ??」
となぜかメニューを見て渋っていたのです。
なんでよ。ヨーグルトムースと蜂蜜、という単語を拾った私は
「こんなん好きなもんしか入ってない(はず)やん!」
と言いましたが、上に乗っているものは明らかに見たことがないものです。

英語でもなんて言うんだろ?と言いながら日本語にグーグル翻訳してくれたのが
「KAHUN...」
え??かふん?て花粉?と画面を見せてもらうと花粉でした。
花粉を初めて食べましたね。
初食材で経験値アップです。

まぁ、花粉はなくてもいいよね。という感じだったので
おとなしくティラミスとかにしとけばよかった。
でも中身のヨーグルトムースはおいしかった。

ホントに今回の旅ではGさんにめちゃくちゃお世話になったのですが
「また次来たら連絡するわ!」と言ってちゃっかり「また今度」を
予告して帰る私でした。現地の人の情報や機動力はやはり旅行を
おもしろくするために必要に違いありません。

これからもどんどん新しい友達を増やして、
いろんなイタリアを知っていきたいな…!!

そんな感じでものすごくワクワクした気持ちと満足度でスーツケースの
パッキングを部屋で始めた私。

最終回へつづく



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2019.06.11 / Top↑
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