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 河原町駅で母と別れたのが13時頃だったと思います。
初訪問の「研野」さんの予約は18時だったので5時間近くもどうしよう、
という気持ちですが一人なので特に誰に気を遣うでもなし、
自由にブラブラしてみることにしました。

最初は二条の方まで行き、寺町商店街のあたりに移動し、とにかく歩く。
まだそこまで暑い時期ではなかったので汗だくになるほどではないですが
喉は乾いたので途中でペットボトルを購入しました。
京都のコンビニエンスストアでは外国人観光客が
赤飯のおにぎりを買っていたので驚きました。
いっぱいある中でソレを選んだんやね…という気持ちです。
いや、私は赤飯のおにぎり大好きですが。もしかしたら海苔がイヤなのかもね。

寺町商店街のすみっこの方にある面白そうな店に入ってみました。
「民族楽器コイズミ」さんです。
馬頭琴が習えるというチラシをもらって帰ろうと思ったのですが、
他にも面白そうな楽器が並んでいたので、色々触らせてもらいました。

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これは!!タイで売っていたカエルの鳴き声を再現する楽器。
かなりリアルな音がします。大きさによって高低差があるので、
何人かで一気に鳴らすと夏の田園地帯の夜のイメージ。
ほどよく涼しい部屋だとスヤァ…と眠れそうですね。

バグパイプやケルティックハープに興味があることをお店の方に告げると
「あ~、高いやつばっかりやねぇ」と言われてしまいました。
そうか、高いのか…。まぁマニアックな楽器というのは高いんでしょうね。
大きい法螺貝もあったので吹きたそうにしていると
「かなり大きい音が出るから普通の家では吹けないよ」とのこと。
代わりにコレを買いました。

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法螺貝の音とは全く違いますが面白いので何かの時に使いたいと思います。
何かの時って何。という感じですが…。
ほぼ徹夜明けのテンションだったので仕方がないですね。
判断力…。

道で寝れるぐらい眠くなってきたので、
マッサージ店で爆睡したい、と思って通りすがりの何店舗かに
予約なしで行けるか聞いてみましたが全部予約でいっぱいでした。
もう、入れるなら3時間コースとかをお願いするつもりだったのですが、
そんなん頼まれた方もしんどいですね。
パックで放置の時間があるエステとかならまだしも。

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今度は白川沿いを歩いて阿閑堂さんを覗きました。
ちょっと普段使いとしてはお値段も高めですが、ここでも一目ぼれがあったので
永楽さんの染付を2枚買いました。
たしかに十分な睡眠をとっていないと判断力というか買い物に対する抑止力が鈍りますが、
直観的に「いい!欲しい!」と感じた感覚に間違いはありませんでした。

平安神宮横の蔦屋書店でアロマオイルとハンドクリームを購入しました。
これは、フォションホテルで地域振興クーポン的なものがいただけたからです。

4000円分何か使おうということで、最初は本を見ていました。
民俗学のコーナーで「日本の呪い」「まじない」「禁忌習俗」といった
ワードが散りばめられた本を手に取ってみたものの、もうちょっと爽やかなモノにしよう。
という気持ちになったので「クリエイティブな気持ちになりたい時」のアロマと
「エッセイを読む時」を想定したハンドクリームを購入しました。
さすが蔦屋書店は面白いものが売っていますね。

エッセイを読むことというのはすっかりなくなっているのですが
逆に「ブログを書く私」を想定です。
香りだけでなくコンセプトも含めて気に入ったのです。

その後ものんびりしていたら、ちょうどいい時間になったので
初訪問の研野さんに移動です。

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ご存じの方も多いかと思いますが、若い大将が独自の切り口で
楽しいお店を展開されています。
私はインスタなどで存在は追っていましたが、信頼するプロの方のお墨付きをいただき
予約チャレンジに成功しました。

こちらのお店の特徴のひとつでもあるのがタイミングが計算されたBGMです。
最初はプッチーニの「椿姫」の「乾杯の歌」からスタートです。
全部の曲が分かるわけではないのですが、私はけっこう好きなジャンルが一緒だったので
クラシックからJ-POP、ジャズまで知っている曲が多かったです。
大将、若そうに見えますが同年代なのか?と疑うほどに。

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蕪とスズキ。ミョウガがいいですね。

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鯉。上に乗っている葉っぱはお茶の葉だそうです。
鯉のぼりの童謡が流れたな…と思って「鯉か…」と説明を聞く前に分かりました。
実は私は鯉があまり好きではないのです。
食べられるけど好んでは食べないので鯉が出るとちょっとテンションが下がります。

鯉のぼりの曲はいつの間にか「MajiでKoiする5秒前」に変わっていました。
あぁ…この時はまだ例のニュースが明るみに出る前だったのですが、
今となってはこの曲を聴くと色んな違うことを連想される方が多いから
もはや鯉を出す時に使えないのではないでしょうか。
というような心配をしている私です。

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歳月人を待たず。村田先生のお言葉。
菊乃井で修行されていたというのは私の中で好きなポイントです。
しばらく本店の方へもお伺いしていないので行きたいなぁと思っています。

ずっとハッキリBGMが聴こえてくるわけではないのですが
途中で「人形の夢と目覚め」(ピアノ初心者が習う曲)が流れたり、
なぜその曲が選択されたのかは
大将にしか分からないような部分もあるので謎解き感覚も味わえます。

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さて研野さんの料理の特徴は、中華の要素も入っている点です。
京静華でも修行されていたので、日本料理と中華料理の融合なのです。
炭火で焼かれた叉焼。

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鰹。このあたりでは何が流れていたか覚えていませんが
サザンオールスターズの「恋の女のストーリー」なども流れていましたね。
アルバム「ステレオ太陽族」に収録されているちょっとマニアックな曲ですがオトナな名曲です。
オシャレなメロディラインと艶っぽい歌詞が大好きなので鯉が出てきた時より、
この曲がかかった時の方がテンションはかなり高めになりました。
「なんでコレにしたん!!ファンクラブ入ってる?!」と大将に詰め寄りたいぐらいでしたが、
初訪問なので大人しくしときました。

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鮎。
串打ちした状態でも見せていただきましたが、
その時においしそう!と思うよりも先に「鮎の時は浜崎あゆみが流れるんだろうか」
と思ってしまった短絡的思考が情けないです。

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中華ゾーン再び。
鶏の唐揚げに甘酢餡。
さっきの豚にしろ、肉が出るのは若い人は嬉しいですね。
しかし、私のコンディションはほぼ徹夜明け、一日中(無駄に)歩き回って疲れていて
とにかく眠いのでこのあたりになるとアレ?!お腹いっぱいかも…という状態です。

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茄子。たしか3種類の茄子をそれぞれ違った方法で盛ってあったと思います。
先ほどの唐揚げでお腹いっぱいかも…と思っていた私ですが、
実はコレが今日イチおいしいと思ったので(茄子が好きということもありますが)
睡眠時間も十分なベストコンディションでいただいたとしたら、
驚くほどの味わいだったのではないでしょうか。

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しらす丼。
丼、とは言っても少なめ(ごはん少なめでリクエストしたから)ですが、
ここから怒涛の展開が続いていました。
海鮮丼、漬け丼、しらす丼、あとバターライス??もできますよ、
とニコニコする大将にほとんどの人が全部。というリクエストを。

私は普段から普通の人よりたくさん食べる方だと自負していましたが、
たまに調子が悪い日にこういう皆さんの様子を目の当たりにすると
非常に落ち込みます(笑)口ほどにもないやつや、と自分のことを蔑むのです。

その最たる日が京都の「洋食おがた」さんでスペシャルディナーを頂いた日のこと。
その時の様子はこちらから。【死ぬほど食べる、を体感する】

しらす丼を少なめにしたのにはもうひとつ理由がありまして、
私は知っていたのです、このあと冷麺がやってくることを。

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先ほどの豚が部位を変えて再登場です。
冷麺大好きですから、しらす丼に本気になって冷麺で本気を出せない状況になると
悲しいですからね。絶対に冷麺が優先です。
大将が毎日せっせと麺を打っているそうです。
量のレベルが分からなかったので、コレも少なめにしてもらいましたが、
普通盛りにしてもらっても良かったかもしれないですね。好きなモノは別腹。

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そして、デザートはパッションフルーツとヨーグルトにアイスにパイナップル。
好きなものしか入っていない。
スッキリ、サッパリ。

一人で参加でしたが、気取った感じの店ではないので隣のお客様も話の仲間に入れてくれたりして
楽しく過ごすことができました。

そして、大将が六甲道の洋食「自由軒」が気になる、とおっしゃってられたので
激しくオススメしておきました。
【あんまり入れ込んだらいけない店】

泰人さんも研野さんに行ってみたいと言っていたので、
また近々予約チャレンジしてみたいと思います。


日本料理 研野



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