格闘技が好きだったり、口論なら負けない、と豪語する私ですが
先日、心底情けない状態に陥る出来事がありました。

泰人さんはしばらく出張中だったので1ヶ月ほど1人で生活していた私。
あれは5月の末の頃。
気だるく蒸し暑い夕方でした。自宅マンションに続く坂道を上り、
夕飯の材料を提げてエントランスにたどり着いたところ。
エレベーターの「上」ボタンを押そうとすると4階からどなたかが降りて来る様子。
マンションのエレベーターですから当然こういう住民同士ですれ違うことがあります。

でもこのマンションの4階だけは特別なのです。 

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実は以前から住民の中でも問題になっているのですが
おかしな住人が4階にいるのです。
私と泰人さんは引っ越してきてから間もない数年前に、近所のスーパーに
買い物に行こうとした時に初めて「その人」とエントランスですれ違いました。

「こんばんは」
と余所行きの笑顔で挨拶をした私たちに何も返さず
鬼の形相で睨みつけてくるおばさん。
すれ違ったときに挨拶ではない何かの言葉を発していました。
尋常ではない何かを感じた私たちはそのままエントランスに黙って向かいました。
「なにあれ、変な人やね…」
と言おうとして泰人さんの方を見ようと顔を上げた瞬間、
目に入ってきたのはガラスの扉ごしの背面に映る、
おばさんの顔が壁の陰からじっとこちらを覗いている様子でした。
泰人さんもそれに気付いていたので
「とにかく気付かないフリをして外に出ましょう」
と小声で言っていました。

「こわい!!」
「なんなんあれ!!」
「普通やないな…」
と怯える私たち。その後マンションの理事会で泰人さんがほかの住民の方に
「まだ、怖い目には遭われていませんか?」
と聞かれたというではないですか。
すれ違いざまに睨まれたり、何か言われたりすることはどうやら
他の方も同じことをされているそうで、あるときは
玄関の前に置かれたプランターに虫がいると言って火をつけようとしていたのを
管理人さんに発見されて阻止されたこともあったとか。
そして、中国の方だそうで日本語がどこまで流暢なのかも分からない、とのこと。

そんなん、野放しにされてていいわけ?
火なんかつけられたら死んでしまう。
と理事会でも問題になっていたそうですがどれも事件として立証するには
ギリギリの線をいかれているそうで、警察に言うほどでもなく、
また言ったとしても何も解決にはならないだろう、とのこと。

そういうおかしな人が同じマンションの4階にいるということは知っていたので
4階から下りてくるエレベーターには敏感に反応してしまうのでした。
話をつい先日の5月末に戻して、4階から誰かがエレベーターで降りてくる様子を
じっと身構えて待っていた私。
だって、上から降りてくるのだから、ここですれ違って終了、のはず。
そう思うと幾分気持ちは楽になって「こんにちは」の
「こ」を発声する準備をして待っていました。

降りてきたのは予感が的中して中国人のおばさん「P」でした。
こんにちは、と言って彼女が降りるのを待つ私。
微動だにせず氷の表情で睨みつけるP。
「…降りないんですか」
と聞いても黙って睨みつけてきます。
これはヤバイ。ヤバイことになっている予感しかしない。
色々ここでもっと深く考えるべきでしたが、何の余裕もなく
Pが乗ったままのエレベーターで私は自分が住んでいる「3階」を押しました。
当然Pは3階に用事はないはずなので「4階」を押すべきなのに4階を押しません。

…なんで押さないの。
その疑問を持ってしまったら、もう恐怖の感情しか生まれてきません。
1階から3階まで移動するエレベーターがあんなにも長く感じたことはありませんでした。
「…ナンゴウシツだ」
突然背後から声を発するPに震え上がり
「な、なんでそんなこと言わないといけないんですか」
と言う私に無表情で再び
「…ナンゴウシツだ」
と聞いてきます。

部屋なんて知られてたまるものか、という気持ちで転げるように3階に着いた
エレベーターから飛び出てきた私でしたが、私の部屋は割とエレベーターから近いのです。
ウッカリしたらどの部屋かバレてしまう。
そう判断した私はとりあえずもっとも奥の部屋にシレっと向かうことに。
ゆっくり歩いて時間を稼ぎますが、その時、エレベーターの方向から
ブザーが鳴ったのです。
エレベーターって、ずっと「開」ボタンを押し続けていると
ブザーが鳴る仕組みになっているんですよね。
つまり、私が廊下をゆっくり歩いている間、Pは「開」をずっと
押していたことになる。強烈な悪寒を感じてゆっくりエレベーターの方を見ると
Pが3階に降りてきているではありませんか。
しかも、私の住んでいる隣の部屋の方の表札を声に出して連呼。
「M、M、M、M…」
その様子はこの世のものとは到底思えず、
助けを求めて私は奥の部屋のインターホンを押しまくりました。
誰か、出て!!そして私を中に入れて!!
その願いもむなしく、中からは誰も出てくる様子はなく、
それどころかPがゆっくり、ゆっくり一歩ずつこちらに近付いてきます。

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*画像はイメージです。アメーバニュースより借用。

もうね、「クロックタワー」とか「13日の金曜日」の世界ですよ。
逃げ場がない袋小路に逃げ込んでしまうバカな女の役…。
最初に殺されるやつですわ。

ものすごく頑張って絞りだした声は自分でも情けないほど弱弱しい
「たすけて!!」
でした。もちろん、そんな声はどこにも届くことがなく、
怯える私を嘲笑するかのように近付いてくるP。

あかん、このままでは本当に殺されるかもしれない。
身の危険を感じたので意を決してもう一度エレベーターを使って逃げる作戦に。
そうするとPと最短距離まで近付き、交錯する図になりますが
このままへたりこんで殺されるよりはマシだ、と思ったので
再びエレベーターに乗って逃げようと思ったのです。
その時のことはあまり覚えていないのですが、
エレベーターに乗ったことは覚えているので、
うまくすれ違って逃げることができたようです。

戸数も少ないマンションなのでエレベーターでそんなに人に会うこともないのですが
このとき、エレベーターにはおじさんが1人乗っていました。
「4階の!4階の変な人に追いかけられてて!!」
と明らかにテンパった様子で叫びつつ、ふと思ったのです。
こいつは、敵じゃないのか?
味方かどうかまず確認しなければ。
「何階の人ですか!!」と言う私に
「5階ですが、一回落ち着いて。どうしたん」
というおじさん。
「4階の人に変な人がいるのは知ってますよね!!追いかけられて!!怖い。。」
と手も足も震えて腰が抜けている私の様子が明らかに普通の状態ではない、と
思ったのか「きみが部屋に入って鍵をかけるまでぼくが玄関の前で見とくから」
と部屋の前まで送ってくれました。

それにしてもPはどこへ消えたの。
そう思いつつ廊下の奥の方に目をやると、奥に階段があったのです。
Pはどうやらそこから4階にあがったようでした。
普段、自分の部屋より奥になんて行ったことないからそこに階段があることすら
私は知らなかったのです。
なんなん。あの人。。

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画像はイメージですが、ほんまにこんなんでした笑

と鍵をかけてロックをかけてようやく息が落ち着いてきたので
泰人さんに連絡しましたがやはりまだ気分的には落ち着いていなかったのか
「Pに追い掛け回された!!Pが出た!!」
と開口一番発してしまい、
「何があったんか落ち着いて説明してください!!」
と言っていました。
マンションの管理会社と、購入した先の不動産会社とも相談した結果、
悪質すぎるので警察に通報しようという話になり、
110番通報をしました。

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このとき5/29の19:29ですが、私が家に着いてエレベーターでPと遭遇したのは
18:30だったので追い掛け回されだしてから1時間が過ぎていたことになります。

近所の交番からかけつけた警官が話を聞かせてもらえますか、
と家に到着したころには幾分落ち着いてはいましたが、
それでもまた遭遇したらどうしよう、という気持ちで外に出る気になれず
この日はジムへ行く気満々でしたがやめておきました。

どれだけ強烈な恐怖を味わったか、ということを語る私に
きちんと耳を傾けてくれるやさしい警察の方。
そして、近隣の事情聴取までしてくださったようで、
「ほかの方からも怖い体験をしたという話が色々ありました」
と教えてくださいました。

警察に言ったからといって、刃物をつきつけられたとか、
実際に突き飛ばされたとか、家に入ってきたというわけでなければ
逮捕したりすることはできないそうです。
次の手段としては保健所に言うことだとか。
「そんなん、私(大人)だから今回はまだよかったけど、
あんなん小学生がされたらトラウマになるよ!」
「何もされなかったかもしれないけど、人生であんなに怖い目に遭ったことない!」
「まさか信用してないんじゃないでしょうね…?!」←(助けてもらっている態度ではない)
と警官の方に言うと、また後日防犯カメラで検証する作業をしてくれるとのこと。

なんか、自分が言ってることが疑われてるんじゃないでしょうね、と思う半面
恐怖が強すぎてどういう状況だったか正しく伝えられているか確かに自分でも
自信がないわ、と思ったので防犯カメラでの検証作業をお願いしました。

数日後、同じ警察官の方が来られて
「Nさんがおっしゃってたとおりの状況が映っていました。
あれはさぞ怖かったでしょうね…」
と声をかけてもらったのですが、今のところは要注意人物として
芦屋警察でマークされている状況になりました。
「そうでしょう!あんなんめっちゃ怖いでしょう!」
と、警察官の方が私の恐怖感を分かってくれたようだったので、
ひとまず満足しました。

その後、Pと遭遇する事態にはなっていませんが、自宅のエレベーターで
誰かが降りてくるかどうかをよく見てからボタンを押すようになりました。

近隣に変な住民がいるかどうかということは、
毎日の生活がエキサイティングというか…ホラーになってしまいますので
これから引越しする方は十分な調査を!と言っても限界がありますよね。
そもそも原因となっているPをどうにか排除したいものです。
Pはメガネをかけていて年齢は60歳前後ぐらい。
きれい目の帽子をかぶっていることが多く、
一見すると、昔は神経質そうな教育ママだったのかな~みたいなイメージ。
そして、この後「オバちゃん運」が悪いことがまだ続くのです。



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2018.06.21 / Top↑